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ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。  作者: あずももも
8章 「ユズワールド」脱出と、新顔2匹/人と

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224話 【速報・えっちなお姉さん、味方入り】

「――この通りに」


顔を上げた「彼女」の胸元から――彼女の目と同じ色の宝石のようなものが出現する。


「ワタシの――いえ、ワタシの種族全ての等価のコアです。 こちらを、主様――ユズ様に、お預けします。 ……御姉様、お手数ですが、こちらを所持していていただいても?」


「え? ええ……あ、あたたかい……」


「……きゅ」

「ぴ」


「もし、ワタシ共が主様の不利益となると判断された場合、先輩方でしたら――軽く攻撃するだけで、ワタシを絶命させられますし、ワタシの眷属の何割かは瞬時に消失、残りも大幅に弱体化するでしょう」


【???】

【コア?】

【コアって】

【あ、これ……ぶらり地球旅してた女神様が、モンスターたちにあるって言ってた急所のこと?】

【え? え?】


【……繋がっちゃった?】

【繋がってしまったな……】

【こんな場面で、モンスターに核となるコア……命中させたら一撃で倒せるウィークポイントの実証が】


【魔族が言うんだからな】

【でも、それならどうしてコアをユズねぇに】

【てことはやっぱりこの人たち、人に見えるけど人じゃなくって】

【ああ……】


「…………きゅっ」

「ぴぴっ」


「有り難うございます。 ――――では」


了承の意を得たのか、2匹から警戒を解かれた彼女は立ち上がり、高らかに宣言する。


「只今より――我らは、ユズ様、及び御姉様、並びに地球人族の皆様との戦闘を完全に停止」


ざっ。


数千に膨れ上がっていて、さらに空中のワープホールからも次々と現れてくる肌色満載の種族たち。


「一族の命運を賭け――例えこの身滅びようとも、ユズ様たちだけは安全にお返しすることを宣言する。 ――者共」


ばさっ。


数千、数万対の羽が、広がる。


「強欲な魔王から――姫を、守り通すぞ」





【えっちなお姉さんと聞いて】

【うわぁ、えっちだ……】

【えっちすぎて一緒に観てる家族と気まずいんですけど!!!】


【草】

【大丈夫? これBANされない??】

【配信サイト君は思春期だからなぁ】


【大丈夫だろ  ユズちゃんたち、落ち着いたら勲章もらえるそうだし、そもそもこんな情報の塊な配信、国家が意地でも止めさせないだろ】


【確かに】

【ほんと、目を離すとすーぐ新事実が飛び出すからなぁ】


「……これ、どうなっているのかしらぁ……?」


ワイバーンたちが現れたときのように――そしてドラゴンたちが出現したときのように。


それよりもずっと――体もワープホールも小さいが、数だけであっという間にその小ささを補っていく、ヒトのような存在たち。


それらの中心に立つ「彼女」は、近くでぼけーっと彼女たちの出現を眺めていたワイバーンに接触する。


「ワイバーンの先輩……とお呼びしてよろしいでしょうか」

「ワイバーンつったってたくさん居るぜ?」


「では、おやびん先輩と」

「へへっ……照れるぜ」


【草】

【草】

【おやびん……】

【ちょろすぎて草】

【botでしかないおやびん】

【ダメだ、このワイバーンキャラが良すぎる】

【おやびん、もしかして相当のバカだな??】


「現在、そちらはおよそ150に対して700ほどでしょうか」


「結構減っちまったけど、まぁそれなりに裏切った同胞は片づけたぜ」


「抵抗は無いので?」

「俺様たち、大きくなるまでにほとんど食われるからなぁ……俺様が魔族になったときに逆らってきた奴らも倒してきたし、別にどうでも良いぜ」


【ひぇっ】

【ワイバーンでもか……】

【もしかして:魔界?やばい】

【やばすぎるだろ】

【魔界は完全実力主義の弱肉強食か】


【ドラゴンとかクラスがわんさか居て、ワイバーンすら被捕食者か……】

【なにそれこわい】


「……では、部下の方々へ通達してください。 ワタシたちが、それぞれの援護に侍ると」

「お? おう」


ぱちん。


「彼女」が指を鳴らすと、彼女とよく似たヒトガタたちは数を揃えながら「おやびんの子分」たちへと群がる。


「ワタシたちが援護します。 アナタたちは、数を減らさないようお願いします」


「つまり……どういうことだ?」


「……ワタシたちが援護しますので、全力で戦ってください」

「おう!! 聞いたかお前らぁ!!」


【朗報・えっちなお姉さんお兄さんたち、仲間入り】

【この人たち……魔族?たちは何故に仲間に?】

【さぁ?】

【ユズちゃんの目の前に出てきたし、やっぱりユズちゃん関係だろうけど】


【もしかして:良い匂いすぎて遠距離からテイム】

【あー】

【草】

【あり得そうなのがなぁ】


【違う……これテイマーじゃない……なんかもっとこう、別の何かだ……】

【草】

【当たり前だろ?】


【そうだよ、ちょうちょと人間を一緒にしちゃダメだよ】

【そっかぁ……】

【草】

「男の娘をもっと見たい」「女装が大好物」「みんなに姫扱いされる柚希くんを早く」「おもしろい」「続きが読みたい」「応援したい」と思ってくださった方は、ぜひ最下部↓の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】に&まだの方はブックマーク登録で最新話の通知をオンにしていただけますと励みになります。応援コメントやフォローも嬉しいです。

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[一言] ユズちゃんとユズママ状況の変化についていけてなさそう
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