プロローグ 「神話」
初連載で拙いですがよろしくお願いします!
気長に投稿していこうかなーって思ってます!
突然浮遊感を感じて目をゆっくりと開ける。
あぁ、これはまたあの夢の中だ……
そう呟きながら辺りを見渡す。
見上げればただ濃い蒼色が果てしなく続いているだけで、足元を見れば白い綿飴の塊のようなものがいくつも点在している。そしてその隙間の遥か先には、キャンパスの上に広げられる様々な色の絵の具がひとつの塊となっているに見えた。
初めてこの夢を見た時は、ベットで寝ていたのに目を開けたら突然意味のわからないところに放り出され、足元を見ても地面らしきものはなく、さらにとても高い場所にいるという感覚が確かにあったので、「落ちるっっ!」と本能的に恐怖で叫びながら目を覚まし、その夢は一瞬で終わってしまった。
後に父親には酷く笑い話にされ、次の日には村の至る所まで広がっていて親戚や幼なじみなどのいろんな人にからかわれた。
少し日を開けて、またこの夢を見た時は「同じ轍は踏まない!」と思っていたので、その光景を再び見ても慌てず、落ち着いて周りを見ることが出来た。
そこはとても不思議な空間だった。
高い場所にいるという感覚はあるのに、落ちている感覚はなく、空をふわふわと浮いているような感じだった。
この夢を初めて見たころから一年ほどたってこの夢を何度も見ることで結論に至ったのがおそらく、自分は雲よりも高い空の上で浮いていて、そこから大地を見下ろしてるのではと思う。
さらにこの大地らしきものが気になったので大まかな外形と色をつけて父親に見せたところ、これは自分たちの住む『ゼルシア』であることがわかった。
これは大きな発見だった。
さらに気づいたこともある。
この夢を見るたびに、夢を見ている時間が長くなるのだ。
最初は空を浮遊しているだけだったのに、少しづつ大地に近づいていく。
最後に見た夢は、ゼルシアの大地が急に九か所で一斉に地割れが起きたところで終わった。
だが、今見ているこの夢はそこでは終わらなかった。
大地で起きる九か所の地割れから、たちまち雲にも届く勢いで大樹が生え、その大樹を中心に大陸全土で天変地異が起き始める。
一つの大樹は火山を生み出し、もう一つは巨大な湖生み出す。他にもあたり一面を深い森に、あたり一面を大雪原に、そして大樹を中心に巨大な雷雲を生み出したりと、まさに神のいたずらのような光景だった。
この光景を目の当たりにした時、とても強い既視感を感じた。
「これって……まさか……」
自分はなぜこんな夢を何回も、そして鮮明にみているのか不思議だった。
もちろん偶然だとは少しも思えなかった。
だってこれは
昔に母上がよく話してくれたはるか昔の神話、ゼルシアの象徴でもある神樹の始まりにそっくりだったのだから……
そしてこの夢は何かがおかしい…。
次の話は3〜5話ぐらいまとめて近々あげようかなーと思ってます。
最初の方はだいぶほのぼのした感じですかね、もしもよろしければ読んでみてください!




