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彗術犯罪対策隊の高校教師  作者: 檀 天弥
第1章 赴任
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第4話 新天地

登場人物の読み方

主人公:黒翔くろと だん

雨霧あまぎり 廉士れんと 大門だいもん 装悟そうご 紫山しやま 仗助じょうすけ

九重ここのえ 八尋やひろ 白凪しらなぎ 一乃いちの

九重長官補佐から新たな任務の内容を聞かされた黒翔は一度帰宅し白凪一乃や配属先の高校のことについての情報を見直すことにした。


  ——対象者のことはしっかり調べておかないとな。九重さんからもらったのは...これか


  “白凪一乃 性別:女 年齢:15歳 経歴:4歳の時祖母が亡くなった際病院内で小規模な爆発が発生。この時彼女の特別な力を対策隊が認知。また情報の規制を行ったが医師により外部に情報が漏れた可能性が高い。3日後白凪一乃を対策隊の監察対象とすることを決定。精神的ダメージを与えないために普段通りの生活を送らせることになった。5歳の時誘拐事件が発生。当時の監察員2名が殺害された。誘拐事件から8か月後、例の爆発事故が発生。救助された子供たちの身元確認を行った結果1人の少女が白凪一乃であることが判明。白凪一乃は爆発の影響で記憶の欠陥がみられた。爆発は白凪一乃本人には危害を与えない特殊な爆発だとみられている。対策隊は同じような事件を起こさせないため白凪一乃の戸籍を変え別人として生活を送らせることにした。また事故以降白凪一乃の両親が行方不明に。死亡したとみられている。白凪一乃の引き取り手として九重第2部隊員が手を挙げた。”

“追記:佐渡組組員の証言により白凪一乃の情報が漏れた可能性がある。監察レベルを引き上げることとする。“


——いろいろとわかったな。どんな経緯でこうなったのかを知ることができたのは良かった。しかし気なることは多いな。しかも九重さんが育てていたのか⁉驚いたなあの人何も言ってなかったからな。とりあえずわからないことも多いが今は任務に集中しよう


“白凪一乃は東京都立天昇高校の入学試験に合格。天昇高校への入学が決定した。”


——てっ天昇高校⁉超エリート高校じゃないか!すごいな、ここまで成績が良いとは...それにここは対策隊員の輩出者数日本一だぞ。九重さんの教育の賜物か?まあここなら対策隊とゆかりがあるし監察しやすいか...うんっ?もう一枚入ってるな。長官からの伝言?


“くれぐれも暴走しないように”


——わかってますよ......


黒翔は渡された資料に一通り目を通すと明日に備えて寝床につくことにした。仲間たちに別れを告げ、さらに多くの情報を聞かされひどく疲れていた黒翔はすぐに眠りに入った。翌朝九重副長官補佐から言われたように黒翔は天昇高校学校長のもとを訪れた。


  ——ここが天昇高校か。さすがに緊張するなぁ。校長室は一階か


  “トンットンットンッ”


  「どうぞ」


  「失礼します。初めまして黒翔弾と申します」


  「ああ君が黒翔君か。大体の話は聞いているよ」


  天昇高校学校長である谷中伸は元対策隊員である。引退後母校である天昇高校の学校長に推薦されたのだ。谷中は長官とも旧知の仲で今回の潜入に関しての情報を知っている数少ない人のうちの1人だ


  ——優しそうな人で一安心だな


  「明日からよろしくお願いします」

 

  「ああ、よろしく。そうだ君の勤務内容について説明せんとな」


  ——そういえば何の科目を担当するのか聞いてなかったな。一通りできるとは思うが...いや教師の仕事はそんなに簡単なものではないか


  「君には彗術の訓練を担当してもらうよ。それと1年7組の担任をね。例の子もそのクラスに入ることになったから」


  彗術の基本的な使い方は中学校までに学習することが多い。高校からは彗術の実践的な使用について学習していくことになる。主に自己防衛のためである。これは天昇高校だけのことではなくどの高校にも存在する科目だ。しかし対策隊員を目指す生徒が多い天昇高校では特に力を入れている


  「私でよろしいのですか?彗術の訓練科目は熟練の教師が務めるものだと聞いておりますが...」


  「君は彗術に詳しくて扱いに長けていると聞いたからね。是非とも頼むよ」


  「わかりました。最大限職務を全うします」


  ——プレッシャーだな、これは


  「ああ、それと大事なことを言い忘れていたよ。君は対策隊としてこの学校に来たが私は君を一教師として扱うからね。1人の生徒だけを見るのではなく教師として担当する生徒全員を見るんだよ。教師としての職務を全うできないのなら君を追い出すからね。いいね?」


  そう言った谷中校長の目は先ほどまでの温厚な目とは違い真剣な目をしていた。谷中校長の教育に対する熱意が黒翔にも伝わってきた


「はい。わかりました。教師としての経験は全くありませんが自分にできる最大限のことはさせていただきます」


  「じゃあ明日は入学式だからこの後学校内を回ってみるといいよ」


  「そうさせていただきます。ありがとうございました。明日からよろしくお願いします。」


  こうして校長へのあいさつを終えた黒翔は広大な学校を回りつつ職員にあいさつをして回った。


  ——いよいよ明日からか教師としての職務を全うしないと追い出すか...あの人温厚そうに見えて意外と怖い人なのかもな。対策隊やってた人で温厚な人なんてなかなかいないか。とにかく明日から頑張るしかないな



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