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糸井久信(イトリン)  ~絶望老人が異世界転生をしたら、外伝~  作者: 賭博士郎C賢厳
*イトリンの章
8/64

*試食タイム② 08

  ●【No.008】●



 まずはラーメン勝負だ!

 ヴァグドーさんたちとのラーメン勝負で勝利するぞ!



 むむっ、ヴァグドーさんの反応がおかしい……?

 ヴァグドーさんが俺の作ったラーメンの麺をすすって食べたあとで、全く微動だにしてないぞ……?

 ―――やっぱり、まずかったか……?


「うっ、うまい!!」


 ヴァグドーさんがとても感激している。

 さらにヴァグドーさんがラーメンの麺をすすって食べ続けて、スープもどんどん飲んでいく。


 ズルズルズル―――ゴクゴクゴク


 ヴァグドーさんは全く止められないようで、あっという間にラーメンを食べ終わる勢いである。


「うまい、うまいではないか! イトリン、お前さんやるのう!」


「あっ、はい……どうもありがとうございます。」


 いつの間にか、ヴァグドーさんのラーメン用丼が(から)になってた。 もう既に食べ終わってたようで、心なしか、ヴァグドーさんは少し興奮気味だ。




 続けて勇者アドーレさんもラーメンを食べていて、とても美味しそうにしている。

 麺をすすってスープを飲んで、ラーメンを食べ終えた頃には、とても満足そうにしている。


「なるほど、これは確かに美味しいですよね。」


 おぉ……そうか、それは良かった。 なかなかの高評価である。




 今度は大魔女シャニルさんがラーメンを食べており、彼女はなかなか色っぽい食べ方をしていて、俺はついつい見とれていた。


「久しぶりに食べたけど、本当に美味しかったわねぇ~~♪ もう何年ぶりに食べたかしらねぇ~~♪」


 へぇ~~ そんなに食べていなかったのか? それなら俺が()()に来て良かった……ってところかなぁ?




 その後もラーメンを食べたヴァグドーさんの仲間からは、「うまい!」「美味しい!」などの高評価をもらったので、()()えずはラーメンについては、合格点である。


 このラーメンは、日本からの『異世界転生者』も、もとからこの世界に居る者も、なかなか良い感じで、全員完食してくれた。


「うん、うまかった!」

「いやぁ、ご馳走さまでした。 とても美味しかったです。」

「はい、まさかこんな料理があったとは、ヴァグドーさんたちがいた世界もなかなか侮れませんよね。」


 特にここの世界の住人のカグツチさんたちから、とても良い感想を頂いてる。




 次にチャーハンを試食してもらうけど、皆さん、余程お腹がすいているのか、もう食べ始めている人もいるようだ。


 ヴァグドーさんや勇者アドーレさんや大魔女シャニルさんたちが、一斉に食べ始めている。

 ラーメンの時でもそうなのだが、予め全員に料理の食べ方は教えてある。

 皆さんはその通りに食べてくれているようで、スープもかなり熱いので、少し()ましてから飲むように、注意・説明してるから大丈夫なはずだ。


 皆さん早速、一口だけ食べて、すぐに停止した。


「―――むっ!!?」

「―――うっ!!?」


 ここでまたしても、ヴァグドーさんたちの顔色が変化した。


 ……あれれ……このパターンは……まさか……??



  ●【No.008】●



 どうやら第1ラウンド・ラーメン勝負では、無事に勝利できたなぁ?

 続いて次はチャーハンの番である。

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