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糸井久信(イトリン)  ~絶望老人が異世界転生をしたら、外伝~  作者: 賭博士郎C賢厳
*イトリンの章
7/64

*試食タイム① 07

  ●【No.007】●



 ここでようやくラーメン・チャーハン・ギョウザの三種の神器皿が揃ったぞ!



 さぁーて、俺のオリジナルギョウザの完成だ。


 それでは早速、食べてみようかなぁ……まずは一口目。


 割り箸でギョウザをひとつつまみ、タレをつけてから、そのまま口に運んでいく。


 パクリ


「ふぅーん、なるほどねぇ~ まあまあだねぇ~ ただたんに美味しいだけだねぇ~」


 だがしかし、()()えずは美味しく食べられれば、あとは特に何も問題ないだろう。 なにせ、ここは異世界なのだ……このギョウザという食べ物の味の精度・性質などは、正直誰にも解るまい。


「よぉーし、あとは味の調整だな。ギョウザにあっさりとかないだろう? まぁ少しあっさりめにすれば、いいかな?」


 その後はこのギョウザも味の微調整をするだけだ。 これもそんなに時間がかからない。 約七時間かけて、味の微調整は成功して、これでひとまずは完成を見た。


 ()()えず俺はラーメン・チャーハン・ギョウザの三皿さえ作れれば、あとは特に何も問題ないと思う。

 その他にも何か作りたいところだけど、おそらく、とても忙しくて大変そうなので、また改めて考えることにした。


 あとはおつまみになりそうな食べ物とお酒やジュースなどの飲み物をサイドメニューとして、ご自慢の『アイテム収納ボックス』から用意して叩き落とせば、いよいよ店に出す料理メニューの完成である。


「よぉーし、これである程度形になってきたな。 本格的な試食が試せる時がきたようだな。」


 それで早速、ヴァグドーさんたち人数分のラーメン・チャーハン・ギョウザを作って、本格的な試食をしてもらおう。

 ヴァグドーたち一行13人分のラーメン・チャーハン・ギョウザを試食してもらうつもりで、全力で作った俺……ふふふ、さすがに燃え尽きたぜ……!!


 小屋の外では木で造った長い机と椅子が、既に用意されていて、俺の料理の登場を待ち構えていた。 ふふふ、よく見ろ! 机や椅子もヨダレを垂らして待っているぞ!


 俺は早速、それぞれ13人分の料理を机の上に置いて、あとはコップに水を注いで準備完了である。 おっと勿論、割り箸とレンゲの用意もしてあるぜ。


 そして、俺はヴァグドーたち一行を呼んだ。


「おお、もうできたのか? なかなか早いではないか? まだ六日間くらいしか経っておらんぞ?」

「さすがにやりますね。イトリンさん」


 そう言いながらも、ヴァグドーさんたちは目の前に置いてあるラーメン・チャーハン・ギョウザに目をやった。 とてもキラキラと輝いていて、なかなか食欲をそそる。


「おお、なかなかうまそうではないか? ようやく中華料理にありつけそうじゃな。」

「はい、今から楽しみです」


 ここで全員が椅子に座り、俺が作った料理を眺めている。


「もう食べてよいのじゃな? イトリンよ」

「はい、熱いうちにどうぞ」

「おう、ではいただくぞ」

「それでは、いただきます」


 そう言うと、ヴァグドーさんが割り箸を持って、まずはラーメンの麺をつまんで口に運ぶ。


 ズルズルズル


「っ!!?」


 なんとヴァグドーさんがラーメンの麺をすすって食べた瞬間、突然顔色が変化した? まずいのか……うまいのか……一体どっちなんだ……?? はっきりしてくれ!!


 さぁーて、味のほどは……一体どうなってる?



  ●【No.007】●



 さぁーて、果たしてヴァグドーさんたちのお口に合うかなぁ~?

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