*チャーハン作り 05
●【No.005】●
テキトーチャーハン作りは果たして、うまくいくのか……??
早速、俺が完成させたオリジナルラーメンを試食する。
割り箸で麺を掬い上げて、まずは一口。
スルスルスルスル
「おおっ、思ったよりは美味しく出来たようだな。」
うんうん、食える。 うまいか、まずいか、と言えば……うまい方である。
これなら取り敢えず、人様に食べさせられるレベルのラーメンだ。
あとは味の微調整をすれば、特に何も問題ないだろう。
そのあとも俺は醤油味のスープを重点的に、なるべく味をあっさりすっきりさせて、しつこくさせないようにする。
それを三日三晩繰り返し、あっさり醤油味の俺オリジナルラーメンが完成した。
再度試食する。
熱々のスープを一口飲んでみる。
ズズズズ―――
「うん、これは良い感じで上手くいってるようだな。」
これでひとまず俺の中では、醤油味のラーメンが完全に完成した。
他にも味噌味や塩味などのラーメンも作りたいところだけど、取り敢えず、それらは後回しにする。
次に作るのは、チャーハンである。
実は普通のチャーハンなら俺でも作れる。
まずは下記のアイテムを『アイテム収納ボックス』から用意する。
オタマ EP70×2
ボール EP40×2
炊飯器 EP110×1
チャーハン専用皿 EP20×12
レンゲ EP20×12
米 EP20×3
水 EP20×3
卵 EP20×2
長ネギ EP20×2
マタネギ EP20×2
豚肉チャーシュー EP20×2
サラダ油 EP30×1
(上記合計:1120EP)
などなど……
その他にもチャーハン作りに必要なアイテムを『アイテム収納ボックス』から叩き落としていく。
そして、チャーハン作りに必要な食材・調味料・調理器具などが全部揃ったら、いよいよ料理スタートである。
―――と言っても、俺が作れるチャーハンは普通の簡単なヤツしか作れない。
最初に炊飯器の中にお米とお水を入れる。 お水は炊飯器の中にある目盛りのところまで入れて、フタを閉めてボタンを押せば、あとは自動でご飯が炊ける。
ご飯が炊き上がる間に、長ネギ・タマネギ・豚肉チャーシューを包丁で細かく刻んでいき、刻んだモノ全てを「ボール1」の中に入れる。 その「ボール1」の中に塩コショウと醤油を少量入れて、長い箸でよくかき混ぜる。
次の「ボール2」の中には、生卵の白身を除いた黄身のみをふたつ入れて、長い箸でよくかき混ぜる。
ガスコンロの上に中華鍋を置いて、中華鍋の中にサラダ油を少量入れて、よく馴染ませる。
続けて「ボール1」の中にあるタマネギ・長ネギ・豚肉チャーシューの刻んだモノを中華鍋の中に入れて、巧みに中華鍋を揺らしながら、オタマで中をよくかき混ぜる。
さらによく炊き上がったご飯をそのまま中華鍋の中に入れて、巧みに中華鍋を揺らしながら、オタマで中をよくかき混ぜる。
今度は「ボール2」の中にある溶き卵を中華鍋の中に入れて、巧みに中華鍋を揺らしながら、オタマで中をよくかき混ぜる。
かき混ぜてる途中で、塩コショウと醤油を少量入れてから、よくかき混ぜていき、十分にかき混ぜたら、チャーハン用のお皿で盛り付けしたら、俺のオリジナルチャーハンの完成である。
スープはさっきのラーメンのスープに刻んだネギとワカメと昆布をスープ用の小さなお椀の中に入れて完成である。
このチャーハンも何処にでもあるような、ごく普通のチャーハンなのだが、何故か、とてもキラキラ輝いて見える。
●【No.005】●
取り敢えず、なんとかチャーハンできたようだけど……??