*勇者ポグルスの孤独① OT
この勇者ポグルスとは、
―――孤独な勇者である。
孤独な勇者といえば、勇者アクナルスも知られているが彼の場合、何かしらの繋がりがある。 例えばヴァグドーや勇者アドーレや悪魔神オリンデルスたちと交流がある。 またはアロトリスやデュラルン女王様の勇者として、彼女たちから様々な仕事の依頼を受ける。 そうした人との繋がりが、まだ勇者アクナルスにはある。
だけど勇者ポグルスに関していえば、完全に孤独なのだ。 彼の場合、誰にも頼らないのではなく、誰からも頼りにされておらず、彼を勇者と認める者もほとんどいない。 自称・勇者扱いされてる。
勇者ポグルスが異世界からやって来た。
今現在、ヴァグドーや勇者アドーレや悪魔神オリンデルスやイトリンたちに、大魔王イザベリュータたちがいる世界・大陸などとは、全く異なる世界・大陸からやって来た勇者。
勇者ポグルスがやって来た異世界とは、基本的に女性の人口が圧倒的に多い世界であり、男性の絶対数が圧倒的に少ない世界である。 勿論、人口を増やす方法は男女による生殖活動に他ならない。 男性の種を女性の卵に植え付ける。 そこら辺は全世界共通だと思う。
勇者ポグルスがいた異世界では、今人口減少に歯止めがかからない。 男性たちはどんどんと魔族や魔物などに殺されて、女性たちだけが生き残る世界となってる。 このままでは世界から人類が滅亡されるのも、時間の問題なのだ。
それでも人類は何かしらの対策・対処ができない。 女子供老人だけでは人口増加は望めない。 やっぱり若い男性の力と遺伝子が必要なのだ。
このポグルスも残り少ない若い男性の一人なのだが、何故か、女性たちから迫害を受けており、同性の数少ない男性からも迫害を受ける。 自分たち人類が世界から滅亡するかどうかの瀬戸際なのに、それでも気に食わない奴へのイジメは絶えない。 つまりはポグルスと仲良くなるくらいなら、人類は滅亡した方がマシなのだ。 それほどに勇者ポグルスがいた異世界の人間は、勇者ポグルスを嫌っている。 ただし、それは人間だけに限らない。 人間・魔族・魔物は勿論の事、エルフ・ドワーフ・獣人・亜種・動物・植物に至るまで勇者ポグルスを嫌っている。
勇者ポグルスは孤児である。
もう既に両親も姉弟も親族も誰もいない。
彼の幼少期、勇者を夢見ながらも数々の理不尽やイジメに耐え抜き、普通なら自殺してもおかしくない状態から、しっかりと生き抜き成人してからは、ある能力の取得を志す。 それが全ての異世界を行き来できる能力である。 この世界からの脱出である。 自分が生き残る手段として、奴らに殺される前に、この世界から脱出する。
この世界の者共が必死になって、勇者ポグルスを殺害しようと試みるも失敗。 まるで運命の女神が彼の事を味方するように、彼の事を守護した。
そして、遂に勇者ポグルスが故郷である、その異世界から脱出。 別の違う世界へと退避した。 その瞬間、勇者ポグルスがいた異世界では、最後まで残っていた男性が全て滅亡した。 子供から老人まで全ての男性が死滅した。 この時になって、ようやく理解した。 最後まで男性が死滅せずに生き残ったのは、まさに勇者ポグルスのお陰であること。 その事に気づいてももう遅い。 否、むしろその事に気づいても、なお勇者ポグルスを殺害せんとする異常とも思える精神状態の者共。
この後も色んな異世界に移動したが、結局は勇者ポグルスを受け入れる者は居なかった。 どこまでいっても勇者ポグルスは孤高・孤独である。
まさに『目の敵』なのだ。
これが勇者ポグルスの今現在のステータスである。
勇者ポグルスのステータスが表示された。
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ポグルス : 勇者
レベル : 50
耐久力 : 322
魔法力 : 142
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攻撃力 : 177
守備力 : 166
機動力 : 135
叡知力 : 120
幸運力 :1550
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絶望力 : 100
能力1 :【全人類撃滅計画書】【肉体固定】
能力2 :【エロ・アース】
装備品 : [青銅の剣] [青銅の盾] [青銅の鎧]
称号 :〈暗黒の勇者〉〈邪悪なる勇者〉〈悪魔的勇者〉
アイテム :「アカシックレコード・ロイヤルカード」
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今回は勇者ポグルスについて、少しだけ紹介する。




