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糸井久信(イトリン)  ~絶望老人が異世界転生をしたら、外伝~  作者: 賭博士郎C賢厳
*イトリンの章
4/64

*ラーメン作り 04

  ●【No.004】●



 正直、美味しいラーメンがどういうモノか、よく解らない?



 俺が小屋の中に入っていき、奥の方にあるキッチンだと思われる場所で、すぐ料理の準備をする。


 まず下記のアイテムを『アイテム収納ボックス』から用意する。


 寸胴鍋 EP50×2

 中華鍋 EP50×2

 ガスコンロ EP60×2

 包丁 EP60×2

 まな板 EP50×2

 調理用の長い箸 EP10×2

 ラーメン専用丼 EP30×12

 割り箸 EP10×12

 水 EP20×10

 塩 EP30×12

 コショウ EP30×12

 醤油 EP30×7

 長ネギ EP20×3

 麺 EP60×7

 卵 EP20×3

 ワカメ EP10×5

 昆布 EP10×5

 白菜 EP20×1

 海苔 EP10×12


 (上記合計:2950EP)


 などなど……

 他にもラーメン作りに必要なアイテムを『アイテム収納ボックス』からどんどん叩き落としていく。


 俺がラーメン作りに必要な食材・調味料・調理器具などを、全部揃えると早速ラーメン作りを開始する。



 まずはひとつ目の寸胴鍋の中に水・豚骨・ワカメ・半分に分けた白菜を入れて、次のふたつ目の寸胴鍋の中に水・鶏ガラ・昆布・半分に分けた白菜を入れて、ガスコンロの上に置いて加熱する。


 アクを取りながらグツグツと煮込み、途中で少しだけ味見する。


「う~~~ん……」


 なんだか俺の思い描いていた味と少し違うような……?


 そのあとも色々と微妙な調節をして、ようやく良い感じの味になってきた。


 そして、ひとつ目の寸胴鍋の中に水・豚骨・ワカメ・半分に分けた白菜を入れた「汁1」と、ふたつ目の寸胴鍋の中に水・鶏ガラ・昆布・半分に分けた白菜を入れた「汁2」を、それぞれ別々の容器に入れて、「汁1」と「汁2」の微妙な組み合わせ調節により、基本(ベース)スープを完成させていく。


「う~~~ん、まあまあかな?」


 ある程度の基本(ベース)となるスープが出来上がると、続いて「ダシ」を作るんだけど、ここでは醤油を基本(ベース)で作っていく。


 そこで色々な調味料と塩麹と醤油を組み合わせ、それっぽい醤油味のダシにしていく。 この俺が今まで地球の日本のラーメン屋で()ってきた約三千杯もの味の……いや、舌のデータにより独自・オリジナルの(ダシ)を作っていく。


「う~~~ん、まあまあこんな感じかなぁ~~?」


 さて、それでは醤油味のダシと基本(ベース)となるスープを()()()()で混ぜていく。


「……できた……」


 これで俺のラーメンのスープの完成である。

 まずは味見する。


「うん、普通にうまい……これならなんとかいけそうだな。」


 味としては、『これは凄くうまいぞ!!』と言うモノではなく、ただ普通に美味しく、さしずめインスタントで作ったラーメンくらいの味である。


 だがしかし、ここは『異世界』……そこまで味を追求していく必要はなく、美味しく食べられれば、それで良いのだ。



 次に麺だけど、ここでは純粋に普通に麺のアイテムを使用する。 コシのある細麺で歯応えも十分あって、なかなかうまいぞ……この麺。


「よし、これで俺のオリジナルラーメンの完成だ」


 早速、ラーメン丼に醤油味のスープを入れて、細麺を入れて、半熟卵を半分にしたヤツを入れて、豚肉チャーシューを2枚と海苔を2枚入れて、メンマと刻んだネギを少量入れたら、俺のラーメンの完成である。


 見た目は何の変哲もない何処にでもありそうな、普通の醤油味のラーメンだけど、なんだかとてもキラキラ輝いて見える。



  ●【No.004】●



 まずはラーメンの作成から開始される。

 この異世界では、恐らくラーメンと言う食べ物は初めてだろう。

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