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糸井久信(イトリン)  ~絶望老人が異世界転生をしたら、外伝~  作者: 賭博士郎C賢厳
*イトリンの章
23/64

*見事に『玉座の間』奪回成功! 23

  ●【No.023】●





 俺たちはヴァグドーさんたちの帰りを待ち続けた。


 しかし、まだヴァグドーさんたちがこの部屋に帰ってこない……?

 さすがに少し遅い……な?

 まさか……結構苦戦してるのか……?


 まぁ俺はただ待つだけだけどね。

 その間に俺は王様やお姫様たちに、自分の料理を振る舞うだけだけどね。 俺は王様やお姫様や暗殺者の女性やヴァグドーさんの仲間のニーグルン姫様やルドルス将軍たちに、ラーメンやチャーハンやギョウザやカレーライスなどといった作れるモノは作っていった。


 相変わらずヴァグドーさんの仲間のニーグルン姫様やルドルス将軍たちは、俺の作った料理を美味しそうに食べてくれていて、王様やお姫様や暗殺者の女性たちも美味しそうに食べてくれている。

 これはあとで知ったことなのだが、この暗殺者の女性とは、お姫様の護衛の侍女なのだそうだ。


「本当に美味しいですわ。 この料理」

「ああ、この国にはない味のする料理だ」

「やっぱりさすがは良い料理ですね。 ―――()()()


「………」


 ふぅーむ・・・


 どうやら暗殺者の女性には、俺の作る料理が一体何の料理なのか、本当にわかるみたいだぞ。 俺の作る料理を食べた時の反応が、ヴァグドーさんや勇者アドーレさんや大魔女シャニルたちと同じ反応だぞ。

 もしかしたら、あの人も俺たちと同じ様に、この異世界に転生・転移した人なのかな?






 ここでヴァグドーさんたちが、この部屋から出て、約四時間くらい経過した頃に、


「今戻ったぞ!」


 という声が、この部屋の扉の外から聞こえてきた。

 この声はヴァグドーさんの声ようだ。

 どうやらモンスターを倒して戻ってきたようだ。


 ガチャリ!


 そこで部屋の扉を()けて、ヴァグドーさんたちが部屋の中に入ってきた。


「ふーう、やれやれじゃのう」

「どうもお待たせしました。 モンスターどもは追い払いましたので、もう大丈夫だと思います。」

「うん、もう『玉座の間』も『王族寝室』も、他の場所も大丈夫だと思うわよ。」


「おお、そうか……よくやってくれた」

「どうもありがとうございました」


 ここで王様やお姫様が、ヴァグドーさんたちに感謝と労いの言葉をかける。


 聞けば、ザコモンスターどもの一掃には成功したものの、ボス的モンスターが戦闘途中で形勢不利と見るや、すぐに逃亡してしまい、ヴァグドーさんたちが追跡しようとすると、ザコモンスターどもに(はば)まれてしまい、仕方なく残ったザコモンスターどもの一掃に終始した形となった。


 そこで王様はすぐに兵を派遣して、王宮内の見回り確認や清掃・片付けなどを指示した。

 その間、戦闘を終えたヴァグドーさんたちは、この部屋でしばしの休憩をしていて、俺はヴァグドーさんたちにラーメンを振る舞った。






 やがて、兵士たちが見回り確認を終えて、邪悪なモンスターどもがいないことを確認 (善良なモンスターたちは避難場所から所定の場所に戻された) して、また邪悪なモンスターどもが荒らした王宮内も元通りに戻していった。


 そこで『玉座の間』や『王族寝室』も元通りに綺麗になると、王様やお姫様や暗殺者の女性も『玉座の間』に移動して、俺やヴァグドーたち一行も『玉座の間』まで移動して、全員入室が許可された。




 これでようやく、この王国の正統な王様やお姫様が『玉座の間』に戻り、また無事に生きて玉座に座ることが出来たのだ。


 こうして、この王国は正常に戻っていった。



  ●【No.023】●



 ヴァグドーたちの活躍により、この王国内に巣食うモンスターどもを追い払うことに成功した。

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