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糸井久信(イトリン)  ~絶望老人が異世界転生をしたら、外伝~  作者: 賭博士郎C賢厳
*イトリンの章
1/64

*異世界の森の中 01

  ●【No.001】●



 [令和二年元日]


この作品は「南かずしげ」と「賭博士郎C賢厳」の合作!!

新作小説始動!!



 ―――パチパチ……


 ・・・!?


 ………??


 ―――何の音だ……?


 俺は目を開けてムクリと起き上がる。

 するとすぐ隣で男が焚き火をしていた。

 あのパチパチ……という音は焚き火の火の音だったようだぞ。


「起きたか?」


 俺が起きるのに気がついて、隣にいる男が俺に話しかけてきた。


「ここは何処だ?」


 俺は周囲を見渡すけど、ほとんど木ばかりで、その中で丁度何もない空間で焚き火をしている。

 見た目、そのまんまで言えば、ここは森の中か?

 しかも暗い?

 あー、だから焚き火をしてるのか?

 と言うことは、今は夜か?


「ふむ、ここは森の中じゃよ」


 思った通りの回答が来た。

 俺はなおも、その男に話しかけた。


「では、ここは異世界なのか?」

「ふむ、その通りじゃよ。 お前さんがかつていた世界とは、全く別の違う世界じゃよ。」


「やっぱり、本当に異世界が存在してたのか?」

「ふむ、そうじゃな。 じゃが、お前さんも大変そうじゃったのう。」


 さっきから古風な話し方をする、この男……見た目が20代に見えるけど、一体何者なんだ……っ!?


「お前さん、『異世界転移』してきたんじゃろ?」


 ・・・!?


 ………??


「そう言う、あんたは一体誰なんだ……?」

「ふむ、ワシの名前は()()()()()じゃよ。 ヨロシクの。 ワシもお前さんと同じ()()()()じゃよ。」


「―――えっ、あんたがヴァグドーさんですか? もしかして『転生者』なんですか?」

「ふむ、いかにもじゃな。 じゃが、よくわかったのう?」

「いやぁ~ なんとなく……あんたがさっき自分のことを()()()()と言ったからな……」

「ふむ、なるほどのう……」


 おお、やっぱり他にも『転生者』や『転移者』がいたのか? それにしても、こんなにも、すぐに出会えるとは……これも地球の護り神〈アクナディオス〉のなせる(わざ)なのか?


 でも、なんか見た目、強そうには見えないけど、本当に強いのかな? この人……


「………」

「……何かな?」

「あっ……いえ、何でもないです。」


 なんか面と向かって、わざわざ「あなたは強いのですか?」と聞くのも、少し気恥ずかしいな。


「そうそう、お前さんの名前は何と言うんじゃ?」

「あっ、紹介が遅れました。 俺の名前は『イトイ』と言います。」

「違う違う、お前さんのこの異世界での名前じゃよ。 ここでも『イトイ』と名乗るのか?」


「あっ、異世界での名前ですか? 自分で勝手に決めちゃっていいんですか?」

「無論じゃ。 ただし、一度決定すると、もう変更できんぞ。」


 あっ、そうか!

 この異世界での名前かぁ? このヴァグドーさんがゲームで言うところの王様や神父様みたいな立場の人で、俺の新しい名前を認めてくれる人なのかな?


 そうかぁ、さて名前なぁ……。 しかし、ここでの名前をどうするか……だな。

 う~~~ん。


「………」

「………」


 ん~~~ よーし!

 決まったぞ!!



  ●【No.001】●



 [謹賀新年、明けましておめでとうございます]

 [今年からもどうぞ宜しくお願いします]


この作品は試験的な作品でタイトルは『糸井久信』(仮)である。

文字数・話数共に短期的を目指す。

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