プロローグ
誤字脱字等、あまり気にしないでいただけるとありがたいです。
そして、見つけてくださった場合、感想で教えていただければ幸いです。(直します)
つたない文かもしれませんが、温かい目で見守っていただけると嬉しいです。
それではどうぞ今後ともよろしくお願いします。(笑)
注 最初は暗い雰囲気です。
―地球日本―
2015年11月3日10時23分
………僕が今ビルの屋上から飛び降りようとしている理由は三つだ。
一つ目…………僕が高校でいじめられていること
………僕は自他ともに認めるデブだ。そしてさらに……キモイ……らしい、そんなわけでデブでキモイ僕は『キモデブ』と呼ばれ学校中から嫌われていた。
二つ目…………僕が両親に要らないもしくは消えてほしいと思われていること(家庭内暴力が日常茶飯事)
………両親に生まれてきてから一度も愛されたことはない。……兄が賢すぎるせいで、……双子である弟の僕にも同じような才能があるのだろうと期待されたが、僕には何もなかった。そして兄は顔もよかった。天は二物を与えずというが、それは嘘だ。神様は特定の人間にすべてを与える。………
…………三つめこれは単純なことで、ただ今回の人生に飽きたということだ。僕には前世の記憶がある。信じてはもらえないだろうが、これは絶対だ。だが前世もよくはなくただ村人として生き、そして死んでいったような記憶だ。これではいくら前世の記憶を持っていても意味はない、それに約80年生きたから、(村人62年現在17歳)口調が爺臭いのもいじめに拍車をかけた。もっとも次の人生へ行くのだから関係ないが、……そして今度はどうなるのか今の気持ちは楽しみ半分怖さ半分といったところだ。
さてそれでは自分の決意が鈍らないように早く死ぬとしよう
こんな一生だったがゲームや漫画、本など面白いものがたくさんあった
次の人生では農業チートなんてのもいいかもしれない…………まっ中世の剣と魔法の世界で、また農民だったらそれもありかな
……さよならこの世界………そしてさよなら人生……最後に言うとしたら…………やっぱりこれかな
「誰でもいいから、このくそ人生、責任取りやがれー」
そう叫びながら屋上から飛び出していった。
そして僕の体は空中に投げ出され風を切って落ちていく、下腹部がひやりとするが結果は変わらない、不意に下を見ると町が広がっていた。少しビビるが、そんなのは関係ないとばかりに落ちていく体。ひもなしバンジーここに極まりなんて思っていると、何故か体が止まっていた。
…………頭だけが少しだけ残って動いてるのかと考えたがそうじゃない………風は感じる。じゃあ何なのか下を見れば魔法陣らしきもの(実際に見たことはない)が俺を中心にしてグルグル回っている。
…………チャンスかとも考えたが、俺の容姿では異世界に行っても意味はないに等しいし、クラス召喚で余った俺も召喚しに来たのかもしれない。そんな可能性が頭にちらついた瞬間、この魔法陣らしきものに入る選択肢は俺の中でゼロになった。
急いで召喚される前に逃げようとしたが、周りに文字が書いてあって通り抜けように、抜け出せない……仕方ないと諦めようとしたが、こんなくそったれな人生にした神様に一発殴りたいと思ってしまった。
僕はいわゆる頑固な性格というやつで、一度決めたことは死んでも変えない(ちょっと言いすぎ)
だから一度思ってしまったからには、抜け出すしかないがどうしようか考えたが、魔法陣は容赦なく広がっていく。しょうがないから一か八か前世(村人)の記憶に頼ることにした。
前世の世界では、魔法は一般的なもので(僕は使えなかったが)魔法使いは魔力を使って火を起こしたり水を出したりしていた。僕は魔法は使えなかったが魔力を放出することはできた。それを思い出して今、魔法陣にぶつけてみれば、壊れるかもしれない。
(前世にいた魔法使いも移送系の魔法は壊れやすいって言ってたし大丈夫だろ)
記憶通りに心臓から血液を通って魔力が手に集まるイメージを
「しゃっぁ集まった」
掌に光があふれてきた。魔力が集まった証拠だ。だがこの世界での魔力は希薄で宙に放出すると、すぐに消えてしまう、だから手を魔法陣に付けて魔法陣の根幹に………
「放出っ」
『バリーン』
予想通り魔法陣は割れたが魔力の使い過ぎで意識が………
ぐちゃっっ
それから僕の意識は戻らなかった。
次の話は神との邂逅です。どんな神にするかはまだ決まってません。個人的には老神がいいなって思ってます。でも番外編挟もっかな
(投稿しようとしたらあらすじ書いてないって言われたwww)