3/3
実感がわかない複雑な思い
読みにくいかもしれませんが、温かい目で見てください。
(死ぬっていう実感がない。私、本当に死ぬのかなぁ。)
今まで考えたこともなかった。自分の死を。これまで生活していて、「死」という言葉は私の中のどこにもなかったのだ。
「あーこれは夢だー。明日起きたらぜーんぶもと通りー。……のハズ。よし!寝よう!!」
私はそそくさとベッドに潜りこみ瞼をとじた。
チュンチュンッ―
朝、私は目覚めると、学校に行くため制服に着替えてリビングへ行った。
すると、リビングのテーブルの上に私の名前が書かれた薬の袋が置いてあり、昨日のことを思いだす。
テーブルに座っていた病気のことを聞いたらしいお父さんは、少しぎこちなく
「おはよう。」
と、言った。私も挨拶を返した。
お母さんにも挨拶をしたがお母さんは動揺していて、たかが挨拶なのにかなり噛んでいた。
「行ってきまーす。」
お母さんの様子にいたたまれなくなってしまい、私は朝ごはんもまともに食べないまま家をあとにした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
次も読んでくださいねm(_ _)m