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【コミカライズ化】異世界のんびり散歩旅  作者: 藤なごみ


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999/1103

散歩の九百九十九話 延期していた奉仕活動です

 そして、予定していた奉仕活動の日になりました。

 僕たちは、朝から大教会に行く準備を整えます。


「シュンお兄ちゃん、今日はシャーリーさんは来ないんだよね?」

「シャーリーさんはまだ体調が完全じゃないから、今回は見送りだね。来週以降の奉仕活動から参加できるはずだよ」

「そっか、とっても残念だね」


 玄関でスーたちを待っている際に、シロは僕の話を聞いて残念そうにしていました。

 シャーリーさんはだいぶ動けるようになったけど、まだ本調子には戻れていません。

 ここで無理をさせてはいけませんね。


「シュンさん、お待たせしました」

「「「お待たせー」」」


 スーやフランたちもやってきて、これで全員揃いましたね。

 ガイちゃん、ブレアちゃん、クロちゃん、ムギちゃんも僕たちと一緒についていきたそうだけど、まだ小さいから一緒に行くのは来年以降ですね。

 では、みんなで馬車に乗って大教会に向かいましょう。


「「「おまたせー!」」」

「「「まってたよー」」」


 大教会に着くと、ジェフちゃんを始めとするちびっ子たちが、シロたちを元気よく迎えました。

 ジェフちゃんたちは、既にやる気満々ですね。

 またもやジェフちゃんがアオを抱いていて、治療班として活動するみたいです。

 でも、アオのことはみんな順番ですよ。


「うむ、皆張り切っておるのう。とても良いことじゃ」

「まさにそうですな。有望な若者が張り切るのは、とても良いことですな」


 王妃様と教皇猊下は、楽しそうに話をしているちびっ子たちに目を細めていました。

 司祭が起こした事件の捜査は終わっていて、後は正式な処分を待つばかりです。

 大教会側も通常業務に戻っていて、今日も多くの聖職者が忙しそうに動いています。


「皆さま、お待たせしました」

「手伝いに来たよ」

「ちびっ子たちのお世話は任せてね」


 リアーナさん、テルマさん、ケーシーさんたちを始めとする貴族令嬢も集まってきました。

 すると、スーがちびっ子たちにこんなことを言ってきたのです。


「今日頑張ったら、シュンさんが美味しいオヤツを作ってくれるそうよ」

「「「がんばるー!」」」


 いつもご褒美のオヤツを作っているので、ニコリとしているちびっ子たちは気にしなくてもいいですよ。


 サッ。


 貴族令嬢だけでなく、シスターさんたちも一斉に僕のことを見たのです。

 しかも、いの一番で王妃様と教皇猊下が僕にニコリと微笑んでいました。

 大丈夫ですよ、みんなの分も作りますよ。

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