散歩の九百三十六話 次はいつ会えるかな?
その後もみんなで話をして、その後は昼食もご馳走になることになりました。
「ガード君とレンちゃんは、何を食べるのが好きかな?」
「えーっと、お肉が好きです」
「レンもおにくすきー!」
昼食時にホーネット男爵夫人がニコニコしながら二人の好きなものを聞いてきたけど、お肉が好きな辺りはやっぱり子どもだね。
シロたちも美味しそうに昼食を食べているけど、僕たちを歓迎する意味合いもありそうです。
こうして無事に顔合わせも終了しました。
「「「さよーなら!」」」
「いつでも遊びに来ていいのよ。また会えるのを楽しみにしているわ」
ホーネット男爵家の面々が屋敷に帰る僕たちを見送ってくれたけど、良い感じに終わって何よりですね。
ガード君とレンちゃんだけでなく、シロたちもとても楽しそうにしていました。
この分なら、ホーネット男爵家に移っても仲良くやっていけそうです。
「皆さま、お帰りなさいませ」
「「あうー」」
「「「ただいま!」」」
庭で遊ぶガイちゃんとブレアちゃんと共に、ベリアさんが僕たちを出迎えてくれました。
ちびっ子たちは直ぐにガイちゃんとブレアちゃんのところに駆け寄ったんだけど、ホーネット男爵家に行ったのが楽しかったのか随分と眠そうですね。
なので、みんなは勉強部屋に行って置いてあるベッドに向かっていました。
その間に、何かあったかをベリアさんに聞いてみました。
「お屋敷の方も順調で、特に問題なども起きておりません。若干、息子が皆さんを探しておりましたが」
「「うー」」
べリアさんが少し苦笑しながら教えてくれたけど、今度はガイちゃんとブレアちゃんも一緒に連れて行ってあげないと。
きっと、ホーネット男爵家の人々も、ガイちゃんとブレアちゃんを歓迎してくれるはずだよね。
僕は、ブレアちゃんを抱っこしながらそんなことを考えていました。
その後、ちびっ子たちはおやつの時間まで熟睡していて、おやつの時間になるとピタリと起きてきました。
夕食時も、どんな感じで楽しかったとみんなニコニコとしていたけど、今後もホーネット男爵家に行く機会を楽しみにしていました。
翌日、王城でとっても楽しかったとみんながニコリとしながら説明していたので、他の子どもたちも一緒に遊びに行きたいと言っていました。
仲がいいことはとても良いけど、流石に全員が行っていいかは確認しないとね。




