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【コミカライズ化】異世界のんびり散歩旅  作者: 藤なごみ


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散歩の八百九十六話 子どもたちの自己紹介

 勉強部屋には新しい三人の子どもの親と見られる貴族がいたのだが、確か宰相と農務大臣だったはず。

 確かに上位中の上位貴族なのだから、教育はしっかりとしているみたいですね。

 みんなでワイワイとしながら十分くらいかけて自己紹介カードを書いていると、デンバーさんとマーナさんも姿を現しました。

 これで、役者は全員揃いましたね。


「じゃあ、さっそくみんなで輪になって座って自己紹介をしていきましょう」

「「「はーい!」」」


 僕が声をかけると、主にシロたちとジェフちゃんが元気よく声を上げていました。

 そして、さっそくジェフちゃんがニコニコしながら自己紹介を始めました。


「ジェフです! 新しいお友達が増えて嬉しいです!」

「「「わーい」」」


 ジェフちゃんらしい、とっても元気の良い挨拶ですね。

 他の人たちも、ニコニコしながらジェフちゃんに拍手をしていますね。

 そしてみんなの紹介が続き、いよいよ初めて参加する三人の紹介をします。

 最初は、あの勝気なはきはきとしている女の子ですね。


「コリーナでしゅわ。宜しくです」

「「「ぱちぱちー」」」


 コリーナちゃんは宰相の娘さんで、どうも母親がこういう言葉使いをしているので真似をしているそうです。

 この頃の子どもってマネっこが好きだから、色々な事を模写しようとしているね。

 続いて、ちょっと大人しめの双子ちゃんの自己紹介ですね。


「デニー、です。よ、よろしくおねがい、します」

「ど、ドット、です。よろしく、です」

「「「ぱちぱちー」」」


 デニー君とドット君は農務大臣の孫息子で、いつも二人一緒にいる事が多いそうです。

 今も、二人でぎゅっと手を握りあっていますね。

 こういうのは、慣れていけば段々と打ち解けていくはずです。


「じゃあ、僕たちの自己紹介ですね。みんなの先生をするシュンです。よろしくお願いします」

「同じく教師役のデンバーです。よろしくお願いいたします」

「同じく、皆さんの先生のマーナです。よろしくお願いいたしますわ」

「「「ぱちぱちー」」」


 僕たち教師役も挨拶をすると、ちびっ子たちはニコリとしながら拍手をしていました。

 そして、これからの勉強の事を説明します。


「皆さんはまだ幼いので、読み書き計算以外にも色々な勉強を行います。例えば絵を描いたり、魔法の勉強や剣の勉強も行います。校外学習も行いますが、何よりも皆さん仲良く一生懸命勉強しましょうね」

「「「はい!」」」


 僕の話を聞いた全員が、真剣な表情で返事をしていました。

 そんな子どもたちの様子を見た集まっている偉い人たちも、満足そうに頷いていました。

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