散歩の八百六十九話 久々にゆっくりします
ペタペタペタペタ。
「ガイちゃん、ブレアちゃん、こっちだよー!」
「「あう!」」
ようやくマリアちゃんへの怒涛のお祝い攻勢も落ち着き、王家も静穏を取り戻しました。
盗聴魔導具を仕込んだ贈り物をして強制当主交代になったものもいたけど、逆を言えばそれくらいで済んだ。
王家としてガツンと出たことで、あわよくばと考えていた貴族も様子見をすることになった。
更にいうと、陛下に面会できるルールも変更になり即日公布された。
無理矢理面会をねじ込もうとするものが後を絶たなかったので、全て陛下の執務室に申請となった。
正当な理由無く面会をねじ込んできたら、一定期間面会拒否をするようにした。
まともな上位貴族が普通に申請を出したので、下級貴族も従わざるを得なくなった。
そして、今日は安息日じゃないけど僕たちは一日フリーです。
ジェフちゃんの勉強も今日は無く、スーも屋敷でのんびりとしていました。
僕も、王太子様との仕事を片付けました。
シロたちも屋敷での勉強を終えて、今はお庭の芝生の上でガイちゃんとブレアちゃんと戯れています。
ガイちゃんとブレアちゃんはハイハイも上手になり、移動するのがとても楽しいみたいですね。
ペシペシ、ペシペシ。
「「あうあう!」」
「「ブルル」」
そんなガイちゃんとブレアちゃんの側で、うちの馬二頭が芝生で寝そべっていました。
うちの馬は寝る時はキチンと厩舎に戻るけど、何もなければこうして自由に庭を歩いています。
本人たちとしては、番犬ならぬ番馬のつもりみたいですね。
そして、ガイちゃんとブレアちゃんも普段から馬と触れ合っているので興味津々で体を触っていました。
馬もガイちゃんとブレアちゃんのことは分かっているし、僕たちも直ぐ側に控えています。
こうして暫く赤ちゃんと戯れて色々なデトックスしていると、屋敷にお客さんがやってきました。
「スー、久しぶりね」
「暫く大変だったみたいね」
「テルマ、ケーシー。久しぶりね」
テルマさんとケーシーさんが、庭に姿を現しました。
元々今日は屋敷に来る予定だったし、突発でも何でもありません。
そして、テルマさんとケーシーさんはガイちゃんとブレアちゃんとも顔見知りなので、ヒョイッと抱っこをしていました。
せっかくなので、屋敷の中に入りましょう。
ガイちゃんとブレアちゃんも、そろそろおむつ交換の時間ですね。




