散歩の八百五十四話 明日色々教えることに
結局伯爵家は他家への殺人事件もあったので、もの凄い大騒ぎになった。
暫く捜査は続くことになり、僕たちは王城に戻ることになりました。
ジェフちゃんたちがいる応接室に戻ったら、デンバーさんとマーナさんが僕にあることを頼んできた。
「今後家庭教師を引き受けるというお話を頂いておりますが、先ずはシュン様がどのような教育をしているのかを見せて頂きたいと思っております」
「シュン様は、陛下より直々にジェフ様への家庭教師を依頼されております。ジェフ様もシュン様のことはとても信頼しておりますので、是非とも参考にしたいと思っております」
僕が教えているのは、そんなに難しいことではないと思っているけどね。
それこそ、アカデミーで勉強したお二人の方が知識はありそうです。
さっそく、明日どうやって勉強を教えているかを見せることになりました。
ということで、今日はこれで僕たちも解散になりました。
伯爵家への対応が続いているので、軍は暫く忙しそうです。
「では、また明日朝王城にやってきます」
「「「ばいばーい!」」」
「じゃーねー」
僕たちは、すっかり元気になったジェフちゃんに見送られながら王城を後にしました。
うーん、今日は考えさせられる事件が多かったなあ。
「明日は、シロたちも一緒に勉強をするよ。どんな勉強をしているか、教えてあげないとね」
「シロにお任せだよ!」
「フランも頑張る!」
屋敷に到着したところで、シロたちにも明日のことを話しました。
みんなジェフちゃんととても仲が良いし、特にライバル関係のホルンは気合が入っていました。
しかし、本当に疲れちゃったので、今日は早めに休もうとしました。
すると、屋敷内であることが起きていて大盛りあがりでした。
「あうあうあう」
「「「ガイちゃんがハイハイしているよー!」」」
なんと、ガイちゃんが少しだけだったけどハイハイをしていたのだ。
これには、シロたちも思わずニンマリですね。
赤ちゃんの成長って、とっても早いですね。
「ブレアちゃんも、もう少ししたらハイハイ出来ますわね」
「あう?」
スーがニコリとしながらブレアちゃんを抱っこしていたけど、こういうホッコリエピソードは疲れた体に染み入りますね。
こうして、僕たちはみんなでガイちゃんが頑張っている姿をニンマリしながら見ていました。




