表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ化】異世界のんびり散歩旅  作者: 藤なごみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

847/1105

散歩の八百四十七話 みんなの勉強再開です

 謁見の翌日から、僕はジェフちゃんとシロたちの勉強を再開しました。

 スーは、帝国にいる間に溜まっていた公務をこなすそうです。

 王太子妃様が妊娠中っていうのもあって、代わりに一部の仕事も受け持つそうです。


「じゃあ、今日はここからはここまでやってみましょうね」

「「「はーい」」」


 僕たちが王国に行っていたのもあるので、今日は少し前からの復習から始めます。

 今後も、勉強と復習を交互に行いながら習熟度を高める方法をとっていきます。

 みんながテストを解いている間に、次回の問題を作っちゃいましょう。


「シュンさんは、単に勉強を押し付けるのではなくどうやったら身に付くかをよく考えていますね。私も、子どもの頃にシュンさんに勉強を教わりたかったですわ。そうすれば、勉強を嫌いにならなかったと思います」


 ジェフちゃんの付き添いの名目で王太子妃様が僕がみんなに教えている様子を見ていたけど、いやいややっても身につかないもんね。

 僕もどちらかというと勉強は苦手だったし、どうやったら覚えられるのかとずっと考えていた。

 特に六歳組はまだまだこれから色々なことを吸収していくから、勉強嫌いにならないように気をつけないといけないね。


「「「できたー!」」」

「全員できたね。じゃあ、採点している間に言葉遊びとかしていいよ」

「「「はーい」」」


 しりとりとか古今東西ゲームに連想ゲームなんかは、言葉を覚えるとともに考える力も身につく。

 息抜きとかにするのがいいんだけど、子どもは真剣になると直ぐに夢中になっちゃうよね。

 適度に遊んで貰って、その後は休憩しましょう。


「みんないい感じにできているよ。あと数日は復習をして、そうしたら新しい勉強をしましょうね」

「「「はーい」」」


 採点結果を伝えたけど、みんないい点数ですね。

 どこを間違えているかを教えてあげて、今日は終了です。

 すると、ジェフちゃんがこんなことを言ってきました。


「やっぱり、シュンお兄ちゃんのは分かりやすいね。他の人のは、よく分からないの」


 うーん、他の家庭教師役がどんな人なのか分からないんだよね。

 すると、王太子妃様がこんなことを提案してきました。


「今度、息子が他の家庭教師から勉強を受ける時に、アオちゃんも一緒にいてもらいましょう。シュンさんがいると家庭教師はプレッシャーを感じるかもしれませんけど、アオちゃんならその心配もなさそうです」


 王太子妃様の提案に、アオも触手をフリフリとしてオッケーと言っていました。

 僕も他の家庭教師がどんな教え方をしているか興味あるし、アオにはジェフちゃんと一緒に頑張って貰いましょうね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ