表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ化】異世界のんびり散歩旅  作者: 藤なごみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

834/1106

散歩の八百三十四話 王都に向けて再出発です

 こうして無事に数日間の休憩を取った僕たちは、再び王都に向けて出発をします。

 東の辺境伯様に、お世話になった挨拶をします。


「本当に色々とお世話になりました。感謝申し上げます」

「いやいや、我々の方が世話になった。特に、奉仕活動では多くの若者を指導したという。そういう意味でも、本当に有り難い」


 出発する為に屋敷の玄関に移動し、スーは見送りに来てくれた辺境伯様に挨拶をします。

 孤児院の子どもたちもとてもやる気だったし、サマンサさんたちもきっと料理が上手になるはずです。

 そして、先代様たちとも握手を交わしました。


「今年の花見祭りは大盛況だったのう。シュンが考案した料理は、来年も採用させて貰うぞ」


 僕というか、ホルンが作っていたまんまる焼きが大盛況だった気がします。

 こちらも何人かの子どもが作れるようになったし、きっと大丈夫ですね。

 そして、僕たちは馬車に乗り込みました。


「「「いってきまーす!」」」

「ああ、気をつけて行っておいで」


 シロたちの元気な声に、先代様はニコリとしながら声をかけてくれました。

 そして馬車が屋敷の門のところに差し掛かると、今度は冒険者の皆さんが見送りに来てくれました。


「「「じゃーねー!」」」

「気をつけて行ってこいよ」

「色々とありがとうね」


 シロたちと冒険者は、お互いに姿が見えなくなるまで手を振っていました。

 更に、町を出るまで多くの人に声をかけてもらいました。

 町全体で、僕たちを見送っているみたいですね。

 こうして、僕たちを乗せた馬車は東の辺境伯領を出発しました。


「屋敷のみんなは、元気でやっているかな?」

「「「ガイちゃんとブレアちゃんに会いたいなー!」」」


 シロたちは、屋敷に残してきた赤ちゃん二人に会いたがっていますね。

 二ヶ月は会っていないけど、赤ちゃんだからあっという間に大きくなっていそうだね。

 赤ちゃんの子育てをベリアさんに任せっきりだし、僕たちも帰ったら面倒をみないといけないね。


「王都に着いても、やることはたくさんあるわ。ジェフちゃんにも、お土産を渡さないとね」


 スーの言う通り、王都に帰ったら謁見が待っている。

 そして、お世話になった多くの人にお土産を渡さないとならない。

 暫くは、冒険者活動をする暇もないくらい忙しいかもね。

 こうして、みんなでワイワイと話しながら馬車は進んで行きました。

 思い出に残ることも、たくさんできましたね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ