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【コミカライズ化】異世界のんびり散歩旅  作者: 藤なごみ


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散歩の八百三十話 野菜炒めを作ってみよう

 トントントントン、トントントントン。


「うーん、一日くらいじゃそう簡単に上手くはならないか」

「お母さん、集中しているから話しかけないで」


 またもやサマンサさんの側で実行委員長の奥さんが料理の様子を見ているけど、三人とも集中力は凄いものがある。

 なので、コツさえ掴めば基本を覚えられるはずなんだよなあ。

 完全に料理に対する苦手意識が先行しちゃっています。


「「「出来たー!」」」

「うん、綺麗に野菜が切れているね。じゃあ、今度は別の野菜を切って見ましょう」

「「「はーい」」」


 一方、孤児院から僕に教わっている子どもたちは、サクサクと色々なことを覚えていきます。

 元々料理に興味があったらしく、子どもたちのやる気が凄いのでしょうね。

 うーん、これは何とかしないと駄目です。


「ということで、ここから三人には実際に調理に移ってもらいます。野菜炒めを作って、サマンサさんのお母さんに食べてもらいます」

「「「えっ……」」」


 実際に作って食べて貰うまでが料理です。

 なので、三人には簡単な料理を覚えて貰うことにします。

 サマンサさんたち三人は聞いてないよという表情をしているけど、こればっかりは乗り越えて貰わないと駄目ですね。


「今日は、野菜炒めを作ります。野菜とお肉を切るのはだいぶ上手くなりましたので、簡単な料理を作ります。必要なのは、食べて貰う人が美味しいって言って貰える料理です」

「「「美味しい……」」」


 三人は実戦感覚が優れているので、成功体験を得られればきっと伸びるはずです。

 三人も、話の意図は理解してくれました。

 なので、ここからは仕込みはアオとリーフに任せて僕が三人に付きっきりで教えます。


「野菜炒めは、短時間に手早く行います。味付けも、塩コショウのみです」


 ジュージュー。


 僕は、魔導コンロを使って手早く野菜とお肉を炒めます。

 手早く火が通り過ぎないように、でも生焼けにならないようにします。

 そして、僕が作った野菜炒めを三人に食べてもらいます。


「「「美味しい……」」」

「こういう反応をみると、料理を作って良かったって思うんだよ。先ずは、頑張ってやってみよう」


 ということで、野菜炒めの基本から教えることにします。

 食材の種類による火の通りにくさの違い、フライパンに油を敷く事、手早く炒めることです。

 では、実際にやってみましょうね。

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