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【コミカライズ化】異世界のんびり散歩旅  作者: 藤なごみ


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散歩の七百三十一話 遂に花が満開に

 その後、数日は特にトラブルもなく落ち着いた日が続いていました。

 それでも僕とアオは周囲の警戒を続けていく中、遂に会場周辺の桜に似た花が満開になりました。

 観光客もたくさんやってきて、とにかく大賑わいです。


「わあ、綺麗だね!」

「「「すごーい!」」」


 たくさんの花が咲く光景に、シロたちはうっとりしています。

 流石に、今日は花そのものを楽しむ人も多いですね。

 でも、花より団子って人もたくさんいます。

 なので、今日も屋台は大忙しです。


「「「いらっしゃーい!」」」


 フランたちも元気よく声かけをしているので、観光客も思わずニンマリしながら買い物をしていました。

 子ども屋台も大好評で、忙しいので人手が追加になりました。

 それは町の商店街の子どもたちで、将来の勉強になると張り切っていました。

 焼き物台も人が増えたけど、僕とアオが焼くペースは変わらないような。

 そんな子ども屋台だったけど、一番人気はこれでした。


「まんまる焼き二つくれるかな。ついでに、唐辛子も借りるぞ」


 ホルンの焼くまんまる焼きが、獣人を中心に大好評です。

 特に辛い味が大好評なのと、中身もお楽しみなのが受けているそうです。

 まんまる焼き自体は作り方が簡単なので、どんどんと他の人も作り方をマスターしていった。

 でも、やっぱりホルンの作るまんまる焼きが一番美味しかったけど。

 そして、何故かホルンの恰好がパワーアップしていた。

 ポニーテールにしてバンダナにエプロンを身に着けているけど、エプロンに実行委員会の桜っぽいマークがくっついていた。

 特別製のエプロンを貰ったホルンはとっても喜び、逆にフランたちはエプロンを羨ましがっていたっけ。

 そこは、子ども用の法被を着ているのだから我慢してほしいところだ。

 こうして順調に進んで行き、一番忙しいお昼時を乗り切った。


「はあ、流石に疲れた。今日もよく品物が売れているなあ」

「シュンさんお疲れ様です。冷たい飲み物ですよ」


 焼きそばも予備ができたので椅子に座って休んでいると、スーがタオルと飲み物を持ってきてくれた。

 冷たいものを飲んでタオルで汗を拭いていると、小屋から実行委員長が姿を現した。


「ははは、早くも新婚さんか? 仲が良くて良い事だ」

「えー、このくらいいつもだよ」

「「「そーだよ」」」

「「「ははは!」」」


 実行委員長としては良い感じにツッコんだつもりなのかもしれないけど、シロたちに逆にツッコまれて笑いが起きていた。

 僕は思わず苦笑していたけど、流石にスーは顔を真っ赤にしてうつむいていた。

 なんかほんわかとなったけど、それも一瞬だけだった。


「「「「あっ!」」」」


 シロたちが、会場の一点を見つめながら大きな声をあげた。

 すると、突然大きな魔法陣が現れたのだ。

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