表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ化】異世界のんびり散歩旅  作者: 藤なごみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

691/1106

散歩の六百九十一話 新たな随行員

 追加の随行員が一人決まったと連絡があったので、その日の午後みんなで王城に向かいました。

 陛下と王妃様は公務があるそうなので、代わりに王太子殿下が随行員を紹介してくれます。

 しかし、何故か場所が王城の中庭でした。

 その理由は、参加する人の職業が関係していました。


「皆さま、初めまして。コーラル伯爵家のラストと申します。どうぞ、宜しくお願いします」

「コーラル伯爵家は、代々優秀な軍人を輩出する。そして、護衛も兼ねるのでみんなの実力を知りたいそうた」


 筋肉ムキムキで赤髪を短く刈り上げており、如何にも軍人らしい体をしています。

 真面目そうな性格だけど、確かに王太子殿下の言う通り護衛する側の実力も知りたいよね。

 ということで、さっそく手合わせをする事になりました。

 あと、シロたちとアオが普通にしているので、ラストさんも良い人ですね。

 武器なしの格闘で、手合わせをやることになりました。


「えい、やあ!」

「むっ、これは。どんどんと来てください」


 最初はスーが手合わせを行ったけど、使うのは身体能力強化のみです。

 それでも、ラストさんは軽々とスーの拳を受け止めていました。

 その後も、僕やシロたちとも手合わせをしたけど、全て確認するように受け止められてしまった。

 ラストさんは、かなり強いですね。

 最後にアオが手合わせをしたけど、見た目はアオが一番善戦していました。


「ラスト、どうだったか?」

「いやはや、かなりビックリしました。皆さま、かなりお強いです。これで魔法を使うとなると、いったいどうなることやら」

「ふむ、そうか。なら、ある程度は自身の身は守れそうだな」


 いやいや、王太子殿下も冷静に分析していたけど、ラストさんを超えるのはかなり大変ですよ。

 とはいえ、心強い同行者ではあります。


「悔しいよ、全然勝てなかったよ」

「駄目駄目だったよ」


 一方で、特に格闘戦を主戦としているシロとフランを含む負けた面々はかなり悔しがっていた。

 でも、ラストさんを負かすにはそう簡単には行かないと思うよ。


「また、勝負して!」

「今度は勝つよ!」

「ええ、楽しみにしています」


 更にシロたちは、もっと訓練を頑張ると言っていた。

 随行員としてラストさんとは一緒に動くし、手合わせする機会は沢山あります。

 僕も、もう少し訓練を頑張らないとなあ。

 何れにせよ、また旅の楽しみが増えましたね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ