表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ化】異世界のんびり散歩旅  作者: 藤なごみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

513/1084

散歩の五百十三話 みんなの着替えに大あらわ

 昼食後は代官邸に行くので、全員冒険者服からキチンとした服に着替えます。

 僕は既に着替え終わっているんだけど、目の前に問題のある人たちが。


「シュンお兄ちゃん、これでいいの?」

「シュン、うまく着替えられないよー」

「シュンお兄ちゃん、ドレスが着れないの」

「パパ、どうやって着替えるの?」

「だー、お前ら着替えの時は毎回僕の部屋にやってきて!」


 毎度恒例、シロ達の着付けを僕が行う事になっています。

 流石にシロは一人でドレスを着れるようになったが、五歳児のフラン達は全然駄目です。

 ヴィヴィなんて、ドレスを手に持ちながらパンツいっちょでいるぞ。


「僕だけでなく、アオやアイにも手伝って貰いな」

「「「えー」」」

「ふふ、皆さんシュン様に着替えさせて貰いたいんですね」


 こうして、アオやアイだけでなく他の侍従にも手伝って貰いながら、全員の着付けを終えました。

 髪の毛もセットして貰って、バッチリオッケーです。

 はあ、昼食後なのにかなり疲れたぞ……


 コンコン。


「シュンさん、みんなの着付けは終わりましたか?」

「ああ、何とか……」

「つ、疲れていますね。流石に四人の着付けは大変ですよね」


 ドレスに着替え終えたスーが僕たちの様子を見に来たけど、僕はソファーに座りながら疲れちゃっていました。

 スーは僕の事を見ていて苦笑していたけど、僕はスーのドレスを見てふと思いました。

 そのうち、スーの謁見用の服も作らないと駄目だろうなあ。

 着替え終えた僕たちは、連れ立って玄関に移動します。


「「「「おお、凄い馬車だ!」」」」

「別荘には、小さいながらも王家用の馬車が用意されております」


 ワンウェイが驚いている僕たちに説明をしてくれたけど、細かい細工も施されたとても豪華な馬車だ。

 流石は王家の馬車だ。

 恐らく、別荘に来ている貴族に挨拶に行くためだろう。

 そして、うちの馬がこの豪華な馬車を引くみたいだぞ。


「お願いだから、高価な馬車なんだから壊すなよ」

「「ブルル」」

「誰に物を言っているんだって、シュンお兄ちゃんに抗議しているよ」


 若干うちの馬が暴走しないか心配だけど、賢い馬だから大丈夫だろうと思いたい。


 ガチャ。


「それでは、皆さまお乗り下さいませ」

「「「「おおー!」」」」


 ワンウェイが馬車の扉を開けたけど、内装もとても豪華な仕様になっていた。

 座席もふかふかとしていて、とても座り心地が良かった。

 因みにワンウェイが御者をするそうで、馬も誰が御者をするか分かっていた。


「それでは、代官邸に向かいます」

「「「「いってきまーす」」」」


 ワンウェイが出発の合図をすると、シロ達が馬車の窓から見送りをする侍従に手を振っていた。

 侍従も、にこやかにシロ達に手を振り返していました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ