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散歩の四百九十二話 ヴィヴィの冒険者登録を行う事に

 さてさて、今回の闇組織のアジト捜索の件はこれで終わりだけど、本来の目的を確認しないと。


「ヘーベル枢機卿、本来の目的だった僕たちの教会訪問はどうなりますか?」

「流石にこれだけの事が起きたから、明日に仕切り直しとしよう。私もこの後は忙しくなりそうでな」


 ヘーベル枢機卿も、聖騎士団長として軍や騎士団と今後の事を話さないとならない。

 僕はスーの方に振り向いたけど、スーも仕方ないって表情ですね。

 すると、ガンドフさんが僕とスーに話しかけた。


「今回の件はたまたま教会にいた腕の立つ冒険者に依頼したと処理するが、ヴィヴィちゃんはまだ冒険者登録をしていない。できれば、今日中に冒険者登録してもらうと助かるぞ」

「ちょうど時間も空きましたし、この後冒険者ギルドに向かいます」

「ブローカー伯爵家の件で、クエーサーさんとゴーリキーさんにお礼を言わないといけないので、合わせて対応します」


 予定よりも少し早いけど、冒険者登録するだけなら今のヴィヴィでも問題ない。

 スーの言う通りギルドマスターにはお世話になったので、改めてお礼を言わないと。


「遂にヴィヴィちゃんも冒険者だね!」

「わーい! ヴィヴィも冒険者だ!」

「フランが色々と教えるよ」

「ホルンも」


 ヴィヴィを囲んでシロ達にアオが色々と教えるつもりでいるけど、まずは僕とスーで色々と教えないとね。

 証拠品の分析対応の人も忙しそうだし、僕たちは早めに部屋を出た方が良さそうだ。


「では、僕たちはこれで失礼します。何かありましたら、遠慮なく連絡下さい」

「伯父様も皆さまもお気をつけて下さい」

「ああ、助かったよ。夜、屋敷で色々と話そう」

「「「「ばいばーい」」」」


 僕たちは証拠品を鑑定する部屋を出て、そのまま騎士団の詰め所を後にしました。

 詰め所に入ってそんなに時間は経っていなかったので、馬も待ちくたびれた素振りはしていません。

 僕たちは馬車に乗り込みます。

 今回は僕が御者をします。


「忘れ物とかないか?」

「「「「大丈夫!」」」」


 既にこたつに入って柑橘類も出してスタンバイ完了のシロ達から、元気の良い声が返ってきました。


「スー、この格好のまま冒険者ギルドに向かう?」

「馬車の中でぱぱっと着替えちゃいます。他の方はともかくとして、私はドレス姿なので」


 教会に行くのにそれなりの格好をしていて、特にスーはご令嬢って感じのドレスを着ています。

 幸いにして、今日スーが着てるドレスは一人で着替える事ができるそうです。

 馬車の幌を下ろして周囲の視界を遮ってから、僕は馬車を走らせました。

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