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散歩の三百三十話 今日の準備作業は無事に終了です

「ふー、今日の作業は終わりだな」


 夕方になり、今日の作業はおしまいです。

 多くの人が収穫祭の再準備を手伝ってくれたので、最低限の設備はできました。


「さてと。また壊されない様に、アイテムボックスに作った物をしまうとするか」


 しゅっ。


「「「おおー!」」」


 僕とアオのアイテムボックスに、収納できるものをしまった。

 勿論、アオが作った女神様の木像もアオ自らしまっています。


「じゃあ、また明日も準備をして明後日の本番に間に合わせましょう」

「「「おー!」」」


 うん、いつの間にか僕が現場を仕切っていたけど、もう気にしてもしょうがないですね。

 警備の為の兵もやってきたので、僕達も後片付けをして屋敷に戻ります。


「スー達の準備状況は?」

「うーん、舞台は何とかなったんですけど、衣装をどうにかしないといけないんです」


 衣装もあの広場の一角に置いてあったんだけど、ちょっとどうにかしないと。

 明日の僕は、一日裁縫になるかもなあ。


「お裁縫なら、シロにお任せだよ!」

「私もお手伝いします」


 シロとトリアさんも手を上げて立候補してくれたので、ありがたく手伝ってもらおう。

 皆でワイワイと話をしながら、屋敷に到着です。


「おお、現場監督帰ってきたか」

「あの、その話はどこで聞いたんですか?」

「うん? 街の人が言っていたぞ」


 先代様がニヤニヤとしながら出迎えてきたので、思わず脱力しちゃいました。

 お風呂に入って汗を流してから、食堂に集まりました。


「最低限の準備が出来ているだけでも、こちらとしては万々歳だ。何せ、奴らは祭り自体を駄目にしようとしたからな」


 夕食を食べながら工事の進捗を話すと、辺境伯様がウンウンと頷いていました。

 まあ、街の人の盛り上がりを見るに、カスアク伯爵と人神教のやった事で逆に街の人のヤル気に火をつけちゃったみたいですね。


「因みにだが、あの馬鹿伯爵は辺境伯一家の殺害未遂罪でも裁かれる事になったわ。屋敷に爆発型の魔導具を投げ込むし、お義父とトリアに向けて魔法をぶっ放しましたから当然ですわね」

「まあ、あの程度の魔法使いで儂を殺そうなど五百年早いわ。魔導具の力に頼りっきりで、魔法の訓練がなっとらんわ」


 ははは、カスアク伯爵は絶対に喧嘩を売ってはいけない人達に喧嘩を売っちゃったな。

 リアルに、カスアク伯爵家の取り潰し待った無しだ。


「お父様も激怒していましたわ。娘を殺害しようとした馬鹿に、天誅を下すって言ってましたわよ」


 そして、カスアク伯爵自身の運命も決まってしまいましたね。

 この国で一番偉い人を怒らせては駄目ですよね。

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