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【コミカライズ化】異世界のんびり散歩旅  作者: 藤なごみ


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散歩の二百九話 武道大会でやる事

 赤ちゃんに会った後は、辺境伯様とちょっとしたお話です。

 僕達は、辺境伯様の執務室に集まりました。

 執務室では、フィーナさんのお兄さんも一緒に仕事をしています。

 何だか、辺境伯様もフィーナさんのお兄さんも少し明るくなっています。

 僕達は、執務室にあるソファーに座って話を聞きます。


「フィーナもそうだが、息子も父親としての自覚が出てきたのかよく働くようになったぞ」

「子どもができると、改めて父になったと実感します。この子の為に頑張らないと思う様になりました」


 話の始めはフィーナさんのお兄さんの事です。

 赤ちゃんを実際に目にして、やる気になっている様です。

 フィーナさんもそうだけど、フィーナさんのお兄さんも赤ちゃんの出産で良い影響が出ているんですね。

 さてさて、アーサーちゃん関連の話はここまでにして、本題に入ります。


「アーサーが誕生した事を記念して、武道大会の賞金を増額する事にした。流石に武道大会への参加基準は変えられないが、盛り上がった方が良いだろう」

「「「「おおー!」」」」


 って、話の本題もアーサーちゃん関連ですか。

 確かに賞金を増額すれば、参加者にとっても魅力的だろう。

 フィーナさんとシロ達も喜んでいます。

 とはいっても、僕達の中で参加するのはアオなんだけどね。

 人が多く集まれば、周囲の店も活性化するだろうな。


「更には、武道大会関連の予算も追加する事にした」

「といっても、計算上は売上増に伴う税収増で回収できそうだがね」


 更には大会経費も増額するというが、ちゃんと増額分の回収の目途もたっているそうだ。

 この辺は流石にしたたかですね。


「既に街へ孫が産まれたと公表しているが、フィーナのお陰もあってかとても好意的に受け止められている」

「私のお陰、ですか?」

「そうだ。フィーナが日頃から街の人と積極的にコミュニケーションを取っているからだ」

「その結果として、辺境伯家に好意的な人が多いんだよ」

「そうなんですね。私もお役に立てて良かったです」


 実を言うと、僕達もアーサーちゃんが産まれてから街に出ていないので、街の様子が分からないのだ。

 フィーナさんのお義姉さんやアーサーちゃんに何かあった時に、直ぐに対応できる様にしていたのです。

 しかし、出産して三日経ったのでとりあえずは大丈夫だろうという事になったので、昼食後に薬草採取に行く予定です。

 薬草採取に行った時に、周囲の人の反応を見ておこう。


「後は武道大会の件だな。本戦に参加するシロ達はともかくとして、シュンとスーには怪我人の治療班として待機して欲しい」

「指名依頼として処理しよう。勿論、シロ達も空いた時間に治療班として活動して構わないよ」

「分かりました。精一杯頑張ります」

「私も頑張って治療を行います」

「シロお手伝い頑張るよ」

「フランも」

「ホルンも」


 武道大会関連で何かお手伝いを頼まれるかと思ったけど、料理班ではなく治療班で良かった。

 久々に治癒師として活動できるぞ。


「フィーナも大切な役目があるぞ」

「妻が子育てで武道大会に参加出来ないから、妻の代わりをして貰わないとね」

「はい。お義姉様の代わりに頑張ります」


 フィーナさんは、お義姉さんの代わりに辺境伯家としてのお仕事があります。

 フィーナさんもふんすって感じで、とってもやる気になっています。

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