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散歩の百八十六話 貴族用のコテージに到着

 早速スタッフの案内で、管理施設から徒歩数分の所にある貴族用のコテージに向かいます。

 僕は歩きながら、スタッフとこの後について話をします。


「この後はどうすれば良いですか?」

「夕食をお届けしますので、暫くの間お待ち下さい」

「分かりました。調理の手配もしないとなりませんから、待つのは大丈夫ですよ」

「そんなに待たずに料理をお届けできるかと。実は副支配人が、貴族用のコテージの料理人を勝手に呼んでいまして」


 スタッフが苦笑しながら話してくれたけど、副支配人は権限を使って豪華な料理でもするつもりだったんだな。

 僕だけでなくスーもスタッフの話を聞いて、思わずたははって表情になっていました。

 そして、貴族用コテージに到着です。

 外観は一般客が泊まるコテージよりも少し大きいくらいかな?

 ぱっと見は、他のコテージと変わりなさそうです。

 中に入ると違いがあるのかな?

 という事で、早速コテージの中に入ります。


「こちらが、皆さんがお泊まりになるコテージの中になります」

「普通だね」

「「普通」」


 スタッフが僕達をコテージの中に案内します。

 シロ達はコテージの中を見回すけど、僕も貴族向けにしては内装は至って普通だと思っていた。

 しかし、スーはぐるっとコテージの中を見回して何かに気がついた様だ。


「コテージ中の備品は、とても質の良い物を使っておりますわ」

「流石でございます。一見すると普通の備品の様に見えますが、実は最高級品を使用しております」

「「「おおー」」」


 流石は貴族令嬢だけあって、スーは室内で使われている備品について直ぐに見抜いていた。

 僕は、備品を見ただけでは普通の物か高級品か全く分からなかったぞ。

 シロとフランとホルンとアオも、スーに向けて拍手を送っていた。

 そして、僕達は室内に入ります。


「寝室は三つあり、別に侍従用の部屋もございます。食堂はご自由にお使いになって下さいませ。浴室は魔導具が設置してありますので、レバーを捻るとお湯が出てきます」

「「「おー、広ーい! ベッドが大きい!」」」


 各部屋を案内してもらうけど、主賓室は特に大きかった。

 調度品も品の良いものだし、流石の僕でも高級な物が使われていると分かったよ。


「スー、今日は流石に部屋を分けておこう。スーの名前で登録してあるのだから、スーが主賓室で寝るといいよ」

「シュンさん、ありがとうございます。折角ですので使わせて頂きます」

「じゃあ、シロはスーお姉ちゃんの所で寝る!」

「フランもスーと寝る!」

「ホルンもスーお姉ちゃんと寝るの」

「おい、全員スーの所かよ!」

「くすくす」


 広い主賓室を見て、シロ達は一斉に主賓室のベッドにダイブしにいった。

 女性と子どもとはいえ、四人が楽に寝れる大きさのベッドってのも凄いなあ。

 シロ達が今夜どの部屋で寝るかはさておき、部屋に入って少し休もう。

 まさかのごたごたで、流石に疲れたぞ。

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