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散歩の百六十話 休日のお買い物

「ぐはは、そんな事があったのか。だから村から帰ってきたら不機嫌だったのか」

「お父さん、声が大きい!」

「あた」


 とある休息日の昼下がり、僕達は花見祭りの実行委員長の商会で買い物をしています。

 数日前に終わった村でのブチイノシシの駆除を話すと、実行委員長が馬鹿笑いをして娘さんにどつかれています。

 ブチイノシシを倒している間、実行委員長の娘さんは父親にそっくりだとずっとからかわれていたもんなあ。


「で、あんちゃん達は次の旅に向けての準備か?」

「はい。マヤさんとセラさんのランクアップも近そうなので、早めに準備しておこうかなと」

「そうかいそうかい。あんちゃんがいなくなるのは寂しくなるけど、この後も他の所に移動するってな」

「北の辺境伯領の後は西の辺境伯領に行って、年明けには王都に行く予定です」


 実行委員長にも、そろそろ北の辺境伯領に向かう事を伝えてあります。

 東の辺境伯領では、花見祭りとか悪魔退治とか色々な思い出があるからなあ。


「「じゃーん」」

「お、いい靴を選んだな。じゃあこれにするか」

「「うん!」」


 今日は、フランとホルンの旅用の靴を選びます。

 二人とも成長期だから直ぐに靴が小さくなるけど、せっかくだからちゃんとした物を選びます。

 後は旅用の外套や、夏が近いので薄着の服も選びます。

 念の為に、ポーションや毒消しポーションに生薬も購入していきます。


「ちょっとオマケしておくぞ」

「すみません、ありがとうございます」

「いやいや、あんちゃんには俺も世話になったからよ」

「「「ありがとー」」」


 実行委員長に少しオマケもしてもらい、フランとホルンの買い物終了です。

 フランとホルンは、嬉しそうに自分のマジックバックに荷物をしまいます。

 さてさて、少し時間が余ったので街の中を散策します。

 アイテムボックスに入れて置けば食料も新鮮なままなので、野菜や肉だけでなく香辛料も購入していきます。


「お、カレーの香辛料セットだ」

「「「カレーはいっぱい買って!」」」

「カレー粉はまだまだあるから大丈夫だよ」


 店頭でカレー粉のスパイスセットが売っているのだが、僕は独自配合のスパイスがあるので購入しません。

 シロもフランもホルンも、甘めにしたカレーが大好きだからなあ。


「これとこれとこれと、これも購入しましょう」

「こっちのも美味しそうだよ!」

「フランはこれが欲しいなあ」

「ホルンはこれ!」

「あ、あの。買い過ぎない程度にね」


 そして、今度はスーを中心とするおやつ買いだめです。

 女性陣は、とにかく甘い物が大好きだからなあ。

 本当に、山の様にお菓子を購入しています。

 僕に預けると食べ過ぎだと注意されるから、女性陣はアオに購入したお菓子を預けていました。

 いやいや、僕だって全く出さないとは言わないよ。

 食べ過ぎない様に、注意をするだけですよ。

 と、こんな感じで久々の休息日は過ぎていきました。

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