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散歩の百五十二話 誰と一緒に寝る?

 テントは全部で三つ建てます。

 僕の分とスーの分と、マヤさんとセラさんの分です。

 シロとフランとホルンは、僕とスーのテントに分かれて寝る予定です。


「夕食は作ってあげるよ」

「すみません、ありがとうございます」

「テントを建てたら、夕食の手伝いをします」


 村長の奥さんが夕食を作ってくれると申し出てくれたので、早くテントを建てないと。

 そう思ったら、アオが村長の奥さんの後をついていった。

 アオの料理スキルなら、僕達がテントを建てている間に夕食を作れそうだぞ。


「そうそう、そんな感じで支柱を建てます」

「初めてなので、中々難しいですね」

「一回建てれば、コツを掴めそうです」


 スーもテントを建てるのが初めてだったので、結局結構な時間がかかってしまいました。


「今日はシュンお兄ちゃんと寝る!」

「じゃあスーにしよう」

「スーお姉ちゃんと寝るの」


 子ども達は自分の寝袋を持って、好きなテントに陣取ります。

 今日はシロが僕と同じテントで、フランとホルンがスーのテントで寝る様です。

 フランはだいぶ夜泣きが落ち着いてきたのですが、念の為にアオもフランと一緒に寝ます。


「すみません、夕食の手伝いをします」

「おやおや、テントは建て終えたかい? このスライムが頑張ったから、夕食の準備は終わったよ」


 村長さんの家に入ると、得意げなアオと共に奥さんがもう準備は終わったよと告げてきた。

 アオが随分と料理の準備を頑張った様だなあ。

 因みに夕食はシンプルな野菜炒めでした。


「じゃあ、明日朝は早いから早く寝るんだよ」

「「はーい」」


 隣のテントで寝る人達に声をかけると、フランとホルンが手を挙げて返事をしてきた。

 二人とも眠たそうな顔をしているから、寝袋に入ったら直ぐに寝そうだ。


「そして、何故シロは僕の寝袋に入っているんだ?」

「お兄ちゃんと一緒に寝たいんだもん!」

「はあ、しょうがないなあ」

「わーい」


 テントに戻ると、シロは自分の寝袋じゃなく僕の寝袋に入っていた。

 最初っから僕の寝袋に入るつもりだったな。

 まあ、僕の寝袋は大きめのサイズだしシロが一緒に入っても問題はない。

 という事で、僕とシロは一緒の寝袋で寝ます。


「シュンお兄ちゃん、明日はどれだけイノシシを倒せるかな?」

「うーん、最低でも百頭は倒したいなあ」

「よーし、頑張るぞ!」


 シロと寝袋に入りながら、そんな話をします。

 さてさて、明日はどれだけブチイノシシを倒せるかな?

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