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散歩の百三十四話 ちょっとのんびりタイム

 宿に戻った僕達は、少し休憩してから街に繰り出します。

 流石に二週間ぶっ通しで花見祭りの依頼を受けていた上に、教会での悪魔退治もあった。

 今日は依頼も受けないで、街をぷらぷらとする予定です。


「シュンお兄ちゃん、スライム焼きが売っているよ」

「お、本当だ。作るのは簡単だし、東の辺境伯領の名産になって欲しいな」


 商店街の数ヶ所で、スライム焼きが売られていた。

 試しにいくつか買って試食してみたけど、味は問題なかった。

 アオも太鼓判を押していたし、商品として問題ない。

 来年の花見祭りに僕達が参加出来るか分からないけど、もし参加できなくてもスライム焼きは大丈夫の様だ。


「あ、飴が売っているよ」

「本当だ」

「皆に買ってあげますね」

「「「わーい」」」


 商店街には飴細工なども売られていて、スーはフランとホルンだけでなくシロとアオの分まで購入していた。

 シロ達は買って貰った飴細工を、美味しそうにペロペロと舐めていた。

 花見祭りが終わっても多くの観光客が残っており、商店街は賑わいをみせていた。

 商店街ではゆっくりできないと思ったので、僕達は花見祭りが行われていた公園に向かいました。


「だいぶお花が散っちゃったね」

「葉っぱがいっぱい出ているよ」

「道端に花びらがいっぱい落ちているね」


 花見祭りのメインとなっていたサクラに似た花は既にほぼ散っており、辺り一面の木々は葉桜になっていた。

 僕達は屋台を出していた仮小屋の付近に腰を下ろして、少しのんびりする事にした。

 アイテムボックスから昨日の焼きそばパンの残りや飲み物を出して、皆に配っていく。


「何だかピクニックみたいですね」

「実際にそうかもね。昨日までは忙しかったから、ここでのんびりするのも良いと思うよ」

「そうですね。のんびりするのも悪くないですね」


 焼きそばパンを食べ終えて追いかけっこを始めたシロ達を見つめながら、僕とスーは芝生の上に腰掛けていたのだった。

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