散歩の千百六十九話 意外な所から見つかった悪党
「「「「「行ってくるよー!」」」」」
「「「ブルル」」」
シロたちは、馬と聖騎士と共に基地の中を歩き始めた。
シロたちにかかれば、残っているゲス枢機卿一派は直ぐに捕まるだろう。
では、僕たち大人メンバーは会議室に行って話をしましょう。
「明日聖都に到着する予定ですが、皆様の安全を考えて王都騎士団本部で宿泊いただく予定です。また、明日は我々も皆様の護衛に付く予定です」
聖騎士が明日について色々と説明してくれたけど、儀礼的な意味もあるのだろう。
因みに、僕たちも明日は支給された聖職者の服を着ることになった。
「明日は、到着後はそのままお休み頂きます。明後日、大聖堂に行って頂く予定です」
最初のポイントとなるのは、明後日なんだ。
ゲス枢機卿一派がどの様に動くのか、ある意味最初のポイントになりそうだ。
「その後は大聖堂の担当者がつきますが、我々も皆様の護衛としてお側にいる予定となります」
僕たちはある程度自分で守れるけど、キチンと聖騎士に守られているというのを見せる必要もあるそうです。
うん、中々面倒くさいですね。
でも、他国から来ているのだからしょうがないですね。
取り敢えず、こんな所ですね。
僕たちは、一足先に今日宿泊する部屋に向かいました。
「えーっとね、食堂のおばちゃんとお掃除のおばちゃんに悪い人がいたんだよ」
夕食の時にシロたちから報告を聞いたけど、ある意味納得できる場所にいたんだ。
普通の職員なら、他の人に怪しまれずに情報を集めることができます。
しかも、食堂のおばちゃんなら聖騎士の話を聞くこともできるし、掃除の人ならゴミ等から情報を集めることもできます。
こういう、悪どいことばかりに知恵が回るんだ。
この情報は直ぐに聖都にも共有され、聖都でも早速聖騎士が職員を対象にして改めて確認をするそうです。
ちなみに、うちの馬がフル活動する状況ではなかったのが唯一の救いでした。
「食堂とかにも怪しいのはなかったよ。単に、情報だけ集めていたみたいだね」
「確か、アオも確認したんだよね。それなら安心だね」
「シロの鼻なら、悪いものが入っていたら直ぐに嗅ぎ分けるよ!」
一番鼻が効くのが、オオカミ獣人のノア君ですね。
シロたちなら、無味無臭の物でも当ててしまいそうです。
ちなみに、フランたちがボソッと昨日僕が作った料理の方が美味しいと言っていました。
せっかく問題のない食堂のおばちゃんが作ってくれたんだから、キチンと食べないと駄目ですよ。




