散歩の千百六十八話 騎士団の基地に到着です
翌朝、僕は朝からチーズを挟んだサラダサンドイッチとカリカリに焼いたベーコンを焼いてみんなに提供しました。
紅茶を入れてっと。
「シュンよ、美味いが量が足りぬ」
「できれば、私たちにも追加を頂けると」
「「「「「おかわりー!」」」」」
うん、みんな朝から食欲がありますね。
ちょっと苦笑しながら、サンドイッチをもう少し作りました。
「シュンよ、この家はアイテムボックスにしまうのじゃ。何かあった時に直ぐに使えるのと、もう少しアップグレードするのじゃ」
王妃様や他の人から改良点を聞いたので、今度時間ある時に修正しよっと。
馬も、馬小屋を作れと文句を言っていたんだよなあ。
ということで、備え付けた魔導具などはそのままにしてまるっとアイテムボックスにしまいます。
シュッ。
「あ、あれだけ大きい物が一瞬で消えた……」
「信じられません……」
教会のシスターさんたちは、どうやら大きな物が入った僕のアイテムボックスにびっくりしたみたいです。
このくらいなら、アオでも余裕でできるだろうね。
ということで、僕たちは馬車に乗り込んで次の町に出発します。
「予定では、あと二日で聖都に到着予定となります。次の町には聖騎士団の基地がありますので、そちらに宿泊頂く予定です」
ザンギエフ様曰く、当初の予定よりも少し早く進んでいるそうです。
早く進んでいるのなら問題ないし、今日泊まる場所はかなり安全な所だそうです。
ザンギエフ様の影響力の及ぶ地域らしく、街道の害獣駆除も徹底させたそうです。
そのためなのか、殆ど何も出てこなくて馬が暇だと言っていたくらいでした。
いやいや、あなた達の本来の目的は馬車を引くことですからね。
こうして、本当に順調に進んだ結果、何とかおやつの時間前に今日の宿泊地に着いてしまったのだった。
「王国からの使者に敬礼!」
流石聖騎士団の施設というか、規律の取れた公道で僕達を出迎えてくれました。
ざっと聖騎士を確認した限り……
あっ、いた。
シュイン、バシッ!
「「「「「なっ!?」」」」」
ちょうど殆ど集まっているので確認をしたら、聖騎士の中に五人ほどゲス枢機卿一派が紛れ込んでいたのです。
一気に複数同時に拘束魔法を使ったので、拘束された本人も周りにいた聖騎士も、かなり驚いているみたいですね。
「うーん、王妃様、ザンギエフ様、まだこの基地内に嫌な反応がありますね……」
「なら、まだ時間もあるのでシロたちに確認させるのじゃ」
「他の聖騎士にも確認させましょう」
ということで、さっそく偉い人たちに動いてもらいました。
馬車内で勉強ばっかりしていたから、シロたちはかなり暇をしていたみたいです。
「「ブルル」」
いやいや、あなた達も道中暇をしたからって一緒に動かなくてもいいんですよ。
馬車を引くだけでは退屈だって?
そんなことはないですよ。




