散歩の千百六十七話 みんなでワイワイの夕食
夕食を作り終えたタイミングで、ザンギエフ様たちも土魔法で作った家の中に入ってきました。
もの凄いビックリした表情をしていたけど、何とか冷静になってもらってテーブル席に座って貰いました。
直ぐにアヤとアイにお茶を淹れてもらい、王妃様に色々と話し始めました。
「幸いなことに、聖騎士でゲス枢機卿一派に加担していたものは少数でした。その代わり、シロ殿とアオ殿がもの凄い数の犯罪者を捕まえております。どうやら、ゲス枢機卿一派の司祭のせいで聖騎士の活動が妨害されていたようです」
「成程、悪党が考えそうなことじゃ。何にせよ、治安維持を最優先に行わなければならぬ。幸いにして、町の人々の暮らしは問題なさそうじゃ」
報告を聞いた王妃様も、他国の事とあってかあまり多くは語りませんでした。
治安部隊である聖騎士団が動き始めたので、数日もすれば状況は一気に変わるはずですね。
「我々は、このようにどんな状況でも対応できるのじゃ。ザンギエフたちの部屋も用意しておるぞ」
「誠にかたじけない。夜間は、教会も含めて聖騎士に警備させます」
話は無事に終わったので、これで大丈夫ですね。
因みに、スーやちびっ子たちは交代でお風呂に入っています。
ザンギエフ様たちにも、交代でお風呂に入ってもらいましょう。
僕は、アヤとアイと共に夕食の準備を進めます。
「シュン様、こうして我々使用人のスキルを軽々と超えるのは如何なものかと……」
「リアーナ様の使用人も、シュン様の家事スキルに改めて驚いておりました」
アヤ、アイ、注意というか愚痴というか、それは僕にはどうしようもないんですけど。
僕もそうだけど、アオも凄い家事スキルを持っていますよ。
さてさて、今日はみんな疲れただろうから、美味しい夕食を用意しないと。
作った料理を、ちびっ子たちはどんな反応を見せるかな?
「「「「「もぐもぐ、もぐもぐ」」」」」
うん、一心不乱にお肉やサラダを食べていますね。
美味しくできて、僕もホッとしています。
「あの、この状況でコース料理が出てくるなんて思わないですよ……」
「流石、シュンさんはぶっ壊れ性能ですね……」
スーはともかくとして、リアーナさんの言い方はちょっと誤解を招きかねないですよ。
だから、大人たちはウンウンと頷かないで下さい。
「シュンがいれば、食事に困ることはないのう」
うん、王妃様の様に平然としながら食べてもらいたいものだ。
明日の朝は、簡単なものにしておこうかな。




