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散歩の百十六話 皆で仲良く辺境伯様の屋敷へ

「はい、これで手続き完了です。二週間お疲れ様です」

「「「はーい」」」


 冒険者ギルドで花見祭り手伝い終了の手続きを終えると、ようやく花見祭りも終わったという実感が出てきた。

 治療する担当で花見祭りの手続きをしたのに、いつの間にか料理ばっかりしていたのは良い思い出だ。

 まあ、実行委員長がだいぶお金をはずんでくれたので良しとしておこう。


「それじゃあ、宿に一言言ってからお館様の屋敷に向かうか」

「「「おー!」」」


 そして、戦士のお姉さんの掛け声で冒険者ギルドの隣にある宿に向かいます。

 宿の主人に話をすると、話は分かっているという反応が返ってきた。


「今回は特に実行委員会と教会とのイザコザがあったから、お前達の活躍は広く街に伝わっている。きっとお館様も、ご馳走を準備してお前らをもてなしてくれる筈だ」

「「「ご馳走!」」」

「お前らは、今夜は恐らくお館様の屋敷に泊まることになるだろう。せっかくだから、楽しんでこい」


 ニカッとした宿の主人に見送られて、僕達は辺境伯の屋敷に向かいます。

 

「ご馳走ってどんなのかな?」

「フラン、ご馳走楽しみ!」

「ホ、ホルンもお料理楽しみ」


 アオを頭に乗せたシロが、フランとホルンと仲良く手を繫いています。

 話の内容は、辺境伯様の屋敷で出されるだろうご馳走の事です。

 他の冒険者達も、どんな料理が出てくるかとても楽しみにしています。

 

「街の人も、何だか楽しそうだね」

「きっと花見祭りが無事に終わったから、嬉しいのよ」

「「そうなんだ」」


 シロとフランとホルンの会話にスーも混ざっていき、楽しそうに話をしています。

 確かに街中を歩く人も、ニコニコとしています。

 

 そして、辺境伯様の屋敷に近づいた時、辺境伯様の屋敷の中に入っていく部隊があった。

 全員が豪華な鎧を着ていて、馬の顔にもお面っぽいものが着けられていた。


「お、あれは聖騎士団だな。久々に見たな」

「という事は、お館様も遂に教会に乗り込むつもりか」

「確かに今の教会は、悪が集まっているからね」


 確かに辺境伯様の屋敷に入った騎士部隊は統一された鎧を身に纏っていて、冒険者のお姉さん達も騎士部隊の正体を知っていました。

 なるほど、あれが聖騎士団なのか。

 当初の予定通りに辺境伯様の屋敷に着いたんだ。

 という事は、もしかしたら屋敷で明日に向けて作戦会議も開かれるのかな?

 そんな事を思いながら、僕達も辺境伯様の屋敷に到着です。

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