散歩の千百十二話 冒険者ギルドに向かいます
翌朝、僕たちはそれぞれの役割を決めて動くことになりました。
「スー、リアーナさん、シャーリーさん、テルマさん、ケーシーさんは、エミリア様と一緒に婦人会に参加だね」
「ええ。とても大切な役目ですから、キチンとやってきます」
婦人会に行く面々は、兵の護衛もつくし安心ですね。
それに、みんな毎朝の訓練で強くなっています。
「シロ、フラン、ノア君は、馬と一緒に巡回部隊だね」
「シロが、悪い人を残らず捕まえちゃうよ!」
巡回部隊は、昨日と同じく兵と共に町中を巡回します。
治安向上に一役買っているし、引き続き頑張ってもらいます。
「残りのメンバーで、冒険者ギルドの講習をするよ。僕がいない時は、アオの言うことをしっかりと聞くようにね」
「「「「「はーい!」」」」」
ホルン、ヴィヴィ、ジョディーさん、トリアさんが、僕と一緒に冒険者ギルドに行きます。
何故かケントちゃんも手を挙げているけど、エミリア様と一緒に婦人会に行くことになっていますよ。
アヤたち侍従組も、エミリア様と一緒に行動します。
「それじゃあ、みんな怪我のないように頑張りましょうね」
「「「「「はーい!」」」」」
ちびっ子たちは、エミリア様に元気よく返事をしていました。
ではでは、早速それぞれ行動を始めましょう。
僕たちも、冒険者ギルドに向かいます。
「わあ、人がいっぱいだね!」
ヴィヴィは、初めて来た西の辺境伯領の冒険者ギルドに興奮していました。
シロとホルンは経験しているけど、他の人も初めてだもんね。
早速、受付で手続きを済ませます。
「本日ですが、実は三十人を超える新人冒険者が講習を申し込んでいます。やはり、二つ名持ちの冒険者が講師をするとなると、反響がとても大きいですね」
「「おおー」」
受付のお姉さんの説明に、ホルンとヴィヴィが感嘆の声を漏らしていた。
とはいえ、このくらいの人数なら全然問題ありません。
少しくらい元気が良くても、僕達は気にしないもんね。
「あと、昨日魔獣化の薬を飲んだものの異変があって以降、冒険者の間でも謎の薬はかなりヤバいものだという話が出ています」
受付のお姉さんの話に、僕はとても満足した。
少しでも警戒をするのはいいことだし、人神教の関係者も迂闊に手を出せないはずだ。
僕たちは、最初に座学が行われる部屋に移動した。
「せっかくだから、今日はホルンが座学の先生役をしてもらおうか。ヴィヴィとジョディーさんも、ホルンをサポートしてあげてね」
「「「はい!」」」
ホルンは頭もいいし、冒険者ランクもCランクです。
いつも僕、スーの説明を聞いているし、きっと上手くいくはずです。




