散歩の千五十二話 ルーシーさんと赤ちゃんが屋敷にやってきました
そして、いよいよルーシーさんと赤ちゃんが教会の治療施設を退院して我が家に来る日がやってきました。
ちょうど安息日だったので、朝早くから出迎えの馬車が教会に向かいました。
「「「ワクワク!」」」
今日はガード君とレンちゃんも屋敷に遊びに来ていて、更に間もなくジェフちゃんや他のちびっ子たちも間もなくやってくる予定です。
朝食を終えたシロ、フラン、ヴィヴィは既に玄関でルーシーさんと赤ちゃんが到着するのを待っていました。
僕も早めに食事を終えて三人の側にいて、スーはまだ朝食を食べている他の子の側にいました。
ガチャ。
「おはよー!」
「「「おはよー!」」」
程なくして、ジェフちゃんも元気よくやってきました。
そして、ワクワクしている三人の隣に並んだのです。
「お義姉様、わざわざ来て頂きありがとうございます」
「いいのよ。ジェフも楽しみにしていたし、もしかしたらこの子の遊び相手になるかもしれないわ」
「あうー」
王太子妃様も、ルーちゃんを抱っこしながらにこやかに返事をしてくれました。
既にガイちゃんとブレアちゃんはルーちゃんと顔合わせを済ませているし、そういう意味では赤ちゃんも間違いなくルーちゃんと接するね。
更に、他のちびっ子とともにセーラさんとケインちゃんも屋敷に姿を現しました。
毎朝僕の屋敷で訓練しているシャーリーさんたちも、集まってきます。
ガチャ。
「皆さま、お待たせいたしました」
「本日よりお世話になります」
「「「「「いらっしゃーい!」」」」」
そして、ちびっ子が全員揃ったところで、アヤとともにルーシーさんと赤ちゃんが玄関に入ってきました。
ちびっ子たちは、二人を大歓迎していますね。
さっそく、応接室に移動して話をすることになりました。
「改めて、屋敷の主人であるスーザンです。どうぞ、スーとお呼び下さい」
「ルーシーと申します。娘共々命を救って頂き、本当にありがとうございます。こうして、無事に治療施設を退院できました」
ルーシーさんは、僕たちに深々と頭を下げています。
名目上は、判決が出るまでデヨーク伯爵家の血を継いでいる赤ちゃんの身を守ることになっています。
しかし、デヨーク伯爵家に勤めていた問題ない使用人は全て他の貴族家に引き取られました。
現在、デヨーク伯爵家は軍により管理されています。
ほぼ、デヨーク伯爵家がどうなるか決まったものですね。
「シュンと申します。赤ちゃんの名前は決まりましたか?」
「はい、リリスと名付けました」
「「「「「リリスちゃん!」」」」」
悪魔族っぽい名前で、僕もいい名前だと思います。
肝心のリリスちゃんは、バスケットの中でスヤスヤとお休み中です。




