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【コミカライズ化】異世界のんびり散歩旅  作者: 藤なごみ


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散歩の千一話 無事に奉仕活動も終了です

 奉仕活動を行なっていると、孤児の子どももやって来る事があります。

 もちろん対策を進めていて、直ぐにシスターさんが対応してくれます。

 孤児院にも空きがあり、話を聞いたら直ぐに対応できます。


「スー、治療班の方は順調?」

「ええ、順調ですよ。ジェフちゃんたちが凄く張り切ってくれています」


 炊き出しの準備の間に治療班の様子を確認し、確かにスーの言う通りアオと一緒に治療を張り切っているちびっ子たちの姿がありました。

 町の人たちともにこやかに話をしていて、とっても楽しそうですね。

 ホルンとヴィヴィも治療が上手になったし、ガード君も頑張って治療しています。

 スーが全体を見てくれているので、本当に助かりました。


「ふふふ、また見つけたよ!」

「ヒヒーン」


 フランの馬のコンビは、次から次へと犯罪者を捕まえていました。

 小さな竜人の女の子が馬を操っているのもあり、炊き出しに来た人たちを驚かせています。

 フランも、最初は甘えん坊な性格だったけど、今じゃシロの性格に近い少しお転婆だもんなあ。

 間違いなく、一緒に犯罪者を捕まえているノア君の方が大人しいです。

 でも、ノア君も段々と男の子らしく凛々しくなってきました。

 幼児二人を除けば、周りにいるのはみんな女の子だもんね。

 さてさて、そろそろ奉仕活動も終盤になってきたので、僕はパンケーキを大量に作り始めました。

 誰の分とは言いません、頑張った人たちにあげます。


「もぐもぐ。わあ、とっても美味しいよ!」

「こんなに美味しいの、初めてだよ!」


 孤児院で保護される子どもたちにも、僕が作ったパンケーキを配ります。

 美味しいって笑顔で喜んでもらえるのは、料理人冥利に尽きます。

 料理上手なホルンもパンケーキ作りを手伝ってくれ、ドンドンと焼いていきます。


 もぐもぐ、もぐもぐ。


「派手さはないが、相変わらずシュンの作るデザートは美味じゃのう」

「思わずホッとする感じですな。万人向けの、安心できる料理じゃのう」


 もはや王妃様と教皇猊下は、試食係となっていますね。

 合格を貰ってから、貴族令嬢やシスターたちもパンケーキを食べ始めました。


「「「もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ」」」


 ジェフちゃんたちは、一心不乱にパンケーキを食べています。

 みんなとっても頑張ったから、お腹ペコペコなんですね。

 レンちゃんはパンケーキを食べながらウトウトしちゃったので、教会の長椅子で寝かせてあげます。


「延期になった奉仕活動も、何とか成功かな?」

「そうですね。大きなトラブルもなく、順調でしたね」


 僕も、スーと一緒にパンケーキを食べながら周囲を見回します。

 今度はスラム街での奉仕活動だからもっと緊張するけど、今日はほのぼのとできました。

 さてさて、後片付けを始めないとね。

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