表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
千年生きた伝説の魔女は生まれ変わる〜今世の目標は孤独死しないことなのじゃっ!〜  作者: 君影 ルナ
魔法学校編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

145/206

5-24

 五人で第三図書館に向かう。行き先を聞いた皆は、ワシが何を調べているかをしきりに聞いてくる。


 隠すことでもないので、昨日の出来事を掻い摘んで説明する。『十歳以降でも魔力向上は可能か』という問いに、可能かもしれないと知り合いから教えられた専門書を読んで確かめるのだと。


 そのためにギルジアーノ語の書物を読み解き始めたが、自国語しか扱えないワシでは時間がかかり過ぎる。手伝ってもらえるとありがたい、とまで言うと、皆から頭を撫でくりまわされた。


 さて、第三図書館に着くと、ファッツァさんがカウンターの中にいた。本を読んでいたらしいが、ワシに気がつくと手を振ってくれた。


 それに振り返すと、付いてきた四人が首を傾げる。


「レタア、誰に手を振ってるの?」

「……? ユーリ、何を言っている? ファッツァさんじゃよ。第三図書館の司書の。」

「れ、れれれレタア、そそそそそれって……」


 ワシの言葉を聞いて、情報通のユーリが慌て出す。


「え、なになにどうしたの?」


 状況を理解していないユーリ以外──勿論ワシも数に入る──は、アタフタと慌てふためくユーリに動揺する。何かまずいことでもあったのか、と。


「レタア、第三図書館の司書は、幽霊なんだよ。だからその幽霊以外の司書さんは配属されない決まりになっているの。以前ここに配属された人間の司書さんは、数日で気が狂ってしまったらしいわ。」


 急なホラーに、ユーリ以外の皆もサッと顔を青ざめさせる。


「そ、そそそそんな風には見えないんじゃが……?」


 ちら、とファッツァさんを盗み見る。登場の仕方こそ驚いたが、基本的に穏やかそうなオジサンにしか見えない。気を狂わせる程のナニカがあるようには到底見えないのだが……?


「で、でもそれなら、れ、レタアは何故、ふ、普通でいられるの?」

「分からない。」

「それに、僕達には見えないで、レタアにだけ見えるのも何故だろう? やっぱり霊感の違い、ってやつ?」

「……」


 ユーリはニイナの質問には即答し、ガウディロの質問には答えず黙り込んだ。


「ユーリ、あなたの情報が頼りなの。レタアを危険には晒したくないわ。お願い、何か知っているなら教えて頂戴。」


 グリタリアの熱烈な訴えにワシがジンと感動していると、ユーリはその重い口を開いた。





「レタア、あんた、本当に落ちこぼれなの?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ