表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バレンタイン短編  作者: strength
2/4

最後の登校日

今日でテストも終わり、明日からは春休みになる。私は祐希を登録しているので春休みにでも呼び出そう。


向こうも私を登録しているのは知っている。でも、アプリを使って話をしたことはない。


だって普段は普通に話していたから。アプリで話をする内容が特になかったからだ。


「おはよう。祐希」


緊張するけど声をかけてみた。心臓の音がうるさい。こんなんじゃ地震が起きちゃうよ。


「おはよう。早苗」


心臓が跳ねた。嬉しい。語彙力が小学生かなってなってしまった。全身の血が蒸発しそうなほど嬉しい。


「そういえば、テストどう?いい感じ?」


祐希ってなにかとフワッとした聞き方をしてくる。ふわふわしててそこも可愛いんだけど。


「まぁ。それなりかな。祐希は?」

私も聞いてみた。


「こっちもそれなりだよ。GPAどう?」

だからフワッとしてる気がするのは気のせいですか?


心がキュンキュン締め付けられている。


「それなりかな。3ぐらい」


「結構すごくない?俺2.9だわ。頑張ろう」

いきなり褒めるの反則。心にコルセットつけてるみたいにキュンキュンしている。


「ファイト。明日バレンタインだね。お楽しみに」

頑張って言ってみた。


「えっ?ど、どういうアレ?」

祐希が戸惑っているのをみて心の中でガッツポーズをした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ