最終話 愛の形
最終話です!
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あの事件から2年後、現在俺と零は同居生活を送っている。
どうして俺と零が付き合い始める事になったのか…
それは1年前、『電脳少女』が解散を発表したからだ。
結城夏花が何者かによって殺されてしまったことが解散の原因だった……
夏花さんはある日の夜、帰り道の途中で殺害された……その日は雨が降っており、現場には犯人の手がかりはほとんど無かった。
行き過ぎたファンの犯行ではないかと言う意見が最も有力な説だ。
警察の捜査で分かっていることは現在2つある。
1つ目は、殺害現場に腕時計のガラスの破片が落ちていたことだ。
夏花さんの死因は絞殺で、恐らく首を絞めたときに犯人の時計が壁などに当たったと考えられている。
2つ目は、夏花さんが死んだ時刻が午後11時27分であること。
近くの防犯カメラに、倒れた夏花さんの腕だけが写っていたからだ。
俺たちを含め、この事件は世間に大きな衝撃を与えた。
皆悲しみに押しつぶされそうだったが、光莉は特にショックが大きかったようで、何日も家から出てこなかった。
そうして『電脳少女』が解散し、お互いに支え合いながら過ごす内に、俺と零は付き合うようになった。
同居生活は3ヶ月目を迎え、悲しい過去はありながらも俺と零は幸せに暮らしている。
お互い、前に進もうとしているのだ。
「じゃあ海斗、私は買い物に行ってくるから。」
「おう。気をつけてな。」
今日は零が買い物当番の日で、近くのスーパーに今から買い物に行く所だ。
零とこうして生活していることがとても幸せだ。
「……今日は洗濯物でもやるか。」
零が出て行った後、俺はいつも彼女に任せている洗濯物をやる事にした。
「零、喜ぶだろうな……」
彼女の喜ぶ顔を想像しながら洗濯物を畳み、タンスに入れようと引き出しを開けた。
「……ん?…なんだこれ?」
引き出しの奥の方に何やら小さな箱が置いてあった。
今まで洗濯は零に任せていたので全く気がつかなかった。
気になった俺はその箱を手に取り、ゆっくりと開いた。
そこには、ガラス部分の壊れた腕時計が入っており、時刻は11時27分で止まっていた。
読んで頂きありがとうございました!
よく意味の分からない方は、27話を読む事をお勧めします。
では!




