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02

 道など無い森ではあるが、ところどころ開けた場所がある。

 そんな時、ミアは手前で足を止め空を仰ぐ。

 もう何度も挑戦している森の探索、経験から空の魔物を注意する。


 案の定、大きな羽音があたりに響いた。

 ミアは音を立てないよう気をつけ、茂みに伏せた。


 降り立った魔物はあたりを見回す。

 幸いミアは気づかれず、魔物はまた羽を広げ飛び去った。


「ふー」


 いくぶんか緊張はしていたらしい。

 深く息を吐くと広場を一気に駆け、また慎重に森奥へと進みだした。


 ミア自身何故こんなにも森の魔法使いに会いたいのかわからなかった。

 ただ幼い頃から噂にきく魔法使いが気になって気になってしょうがなかった。


「気になることは、解消してからでないと」


 目前にせまる成人を迎えれば、適当な異性と所帯を持たされ子を産む未来が待っている。とても森を好きに駆け回る事など出来ない。

 だからこそ、本日もまた花嫁修業から抜け出し、ミアは目的の人物を探し求めていた。

 会ってどうするのか、はまだ考えてはいない。ただ会いたい、それだけを胸にミアは駆けた。

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