なまえのないもの
自分は孤独だと感じている人はいるだろうか。
今の世の中では、ほどんどの人がそう感じているだろう。でも、ほどんどが人が同じ事を思うなら、それは孤独じゃない。
孤独という感情は、共有されている。
孤独ということばになり、意味を持つことで、「 」いう感情は共有され、「 」ではなくなった。
本当の意味での「 」とは、共有できないもの。
共有してしまったら、「」でなくなる。
「」は、ことばにできないことばであり、
「」は「ことばにできないことば」でもない。
「」は誰もが感じるが、個々の「」は違うもの。
「」と感じているのは、私のみ。
「」とは、私が私であることの道しるべ。
「」は個そのもの。
「」はいのち。
「」は我。
「」であれるのは、「」だけ。
それはなまえのないもの。
あなただけのもの。
ある概念を言葉にすることで、それは人々の共通の認識となり、共有され、意味が固定されてしまう。
だからオリジナルを言葉には出来ない。
逆に言えば、言葉にならない感情や思いは、その人だけのもの。