表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゴミ箱さん  作者: 桐壺宮
3/3

ゴミ箱さん

完結です。オチもない作品になってしました。本当に申し訳ないです…。

黙れという圧力に負けた私はズルズルひきずられて、空き教室へと入れられた。

「先輩、どうしたんですかいきなり。まさか、まだ怒っているんですか?」

「…………」

「あ、あの…?」

「…俺と付き合って。」

「……へ?」

「お前にゴミ箱を投げつけられた時、気がついたんだよ。こんなんじゃダメだって。いつもチヤホヤされて、授業にもろくに出ない、掃除はサボる。そんな俺にバチが当たったんだ。」

「……え」

「優しくしかされなかった俺に、お前はゴミ箱を投げつけることで気が付かせてくれたんだよな。そんな奴は初めてだ。最初はムカついたけど、よく考えたらお前は俺には必要だったんだって。わかったんだ」

「……………」

「……ダメか?俺とは付き合えない?」

そんなシュンとされたって、え。というかなんかすごい誤解されてるよね。でもなんだかんだイケメンに告白されるのっていい気分だな。

「どうなんだよ?」

「あの、いやです。」

「……なんで」

「ごめんなさい。まだ先輩のこと何も知らないですし、正直怖いっていうか…。前はあんなに怒ってたし」

「……それは…。ごめん。でも俺、絶対諦めないから。お前みたいな奴には一生出会えないと思う。ゴミ箱投げつける女なんて」

「……はぁ、だから違いますって。とにかく私はまだ付き合えません、それでは」

「まだ、なんだな?よし、これから毎日休み時間と放課後はずーっと一緒だな」

去る時に何か聞こえた気がするが、なかったことにしよう。


2人が付き合うのは、時間の問題。

お読みいただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ