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只の説明回その2

いろんな事が分かったけど、まだ、気になることがあるんだよな。

「ちなみに、昇加権ってのは?」

「簡単に言うと、一定時間だけ特定の相手の加護のレベルを、レベル5にすることができる権利よ。」

「特定の相手?」


「昇加権は、始まりの五柱の加護持ちの加護レベルが2になった時に、与えられるものなの。」

「ふむふむ。」

「始まりの五柱の直属の部下、つまり私で言うと英雄神ね、その加護を持っている人の事よ。」

「つまり、俺の場合の織姫の事か。」

「まぁ、そうね。」


 織姫の加護を一定時間レベル5にできるか…。それって…。

「俺は、織姫の加護を知っているから言うが、割とぶっ壊れ性能じゃないか?」

「まぁ、一回しか使えないし、後々になればなる程意味が無くなってくるし、だからあまり問題無いのよ。」

「そういうもんなのか?」

「そういうものよ。」

 まぁ運命神が言うのだから、いいのか?と言っても、レベル5ってあれだったよな…。


「なぁ、質問いいか?」

「何かしら?」

「それは、俺と織姫が同じパーティーじゃないと発動できないのか?」

「まぁ、そうね。」

「だから、あれで通ったのか…。」

「それもあるけど…。まぁ、英雄神の加護は多分あとで修正することになりそうね…。」

「そうだな…。」

 今は良くても、後で問題が出てきそうだしな…。


「それで?試練ってのはどうやって受けたらいいんだ?」

「それはね…、あっ。」

「なんだ?」

「明日からもログインできるわよね?」

「次の土曜日にイベントがあるんだろ?それまでは、今のところログインできる予定だな。」

「そう。それなら問題ないわ。」

「?どういう意味…、結構時間かかる系の奴なのか?」


「あまり気にしなくていいわ。一日一試練クリアするつもりでいれば、余裕よ。」

「なぜだろう、そこはかとなく不安が大きくなったぞ。」

「私からは頑張ってとしか言えないわ。頑張って。」

「俺からしても、頑張るとしか言えないな…。」

 どうしよう。まじで不安しかないぞ…。


「そ、そんな事より。」

「俺からしたら、そんな事じゃないんだが。」

「こ、言葉の綾よ。」

「まぁいいや。それで?」

「うん。えっとね、加護の詠唱って覚えてる?」


「ああ、英雄神を産み出す時に、なんか設定画面があったから二人で決めた奴か。」

「そう。あれはね、任意で発動する場合の加護を発動する際に、神が唱える物なの。」

「?神は集会所から出れるのか?」

「そういうわけじゃないんだけど、そうね。」

 いやいや、一人で納得しないでくれ。


「例えば、織姫ちゃんがレベル3の加護を発動しようとした時に、ホログラムというか実体が薄いというか、半透明で英雄神が織姫ちゃんの後ろに現れるの。」

「へ~。」

「そのあと、英雄神が詠唱の一部を唱え終わると、織姫ちゃんはレベル3の加護を発動できるって事ね。」

「あ~、なるほど。」

 特殊演出ってわけね。


「ちなみに、私も詠唱を持ってるわ。」

「へ~どんな?」

「それは、その時のお楽しみよ。」

「そりゃ楽しみだ。」


「それで?詠唱の話を聞いたけど、試練はどうやって受けるんだ?」

「こ、答えてなかったかしらね?」

「聞いてないな。」

「ごめんなさい。」

「まぁ、いいよ。それで?」


「そこのドアから外に出ればいいわ。」

 そう言って、運命神が指差した方を見れば、酒場みたいな集会所の未だに使ったことがない入口。

「あれって、オブジェクトじゃないのか。」

「普通に使えるわよ。」

「そうか。じゃあ、まぁ行ってくるか。」

「いってらっしゃい。その、頑張ってね。」

「ああ。」


 取り敢えず、頑張るか…。

誤字脱字、感想などお待ちしております。

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