Part5
私は今、授業中。
なのに屋上にいます!
理由は授業に出る気がしなぃから。ただそれだけ。
はぁ・・・。
私はため息をつく。
「どう〜?楽しんでる?」
つまらなそうにしている私の前に現れた男の子。
白い羽がはえてて金色のわっかが頭上に浮いている。
こいつって・・・夢に出てきた天使?!
「あなた・・・誰?」
「俺のことまで忘れてんの?!まいったなぁ・・・。まーいいや。俺はツバサだ」
「私はナ・・・」「ナミだろ?」
な・・・なんで知ってんの?!
エスパー?
超能力?
「そんなことより、楽しい?」
「え?うん。楽しいよ」
「そうか・・・」
ツバサの表情がなんだか寂しそうだ。
どうして?
どうしてそんな顔するの?
ツバサには関係のないことじゃない。
「ンじゃ、元気でな」
「え。ちょっ・・・」
ツバサは空のかなたへ飛んで行ってしまった。
・・・なによ。
話ぐらい聞け。ばーか。
でも・・・なんで私のこと知ってたんだろ。
私は初対面なのに・・・。
・・・実は私の知らないうちにどこかで会ってたりして。
それはないか!
・・・じゃぁ盗撮とか?!
うわぁ・・・。
天使のくせに犯罪かよ。
・・・ってか、天使とかいたんだ。
そこがびっくりだよ・・・。
♪〜キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った。
あ。授業終わりだ!
帰ろっと♪