Part4
「ん・・・」
私は目を覚ました。
私はベッドからおり、クローゼットにある制服を手に取る。
・・・そう。今日は学校なのだ。
私は制服に腕を通す。
・・・そういえば、今日変な夢見たなぁ。
なんか天使と話してた私がいたけど・・・何話してたんだろ。
なんにも聞こえなかったな・・・。
ま。いっか☆
私は制服に着替え、かばんを持ち、部屋を出る。
「ナミ」
私を呼ぶ女の人の声。
その声は姉のミナだ。
私は振り向く。
「何?おねえちゃん」
「今日学校?」
「うん」
何当たり前なこと言ってんの?
変なお姉ちゃん。
「そう。気を付けてね」
「はーい。行って来まーす!」
私はお姉ちゃんに手を振り、階段をおりる。
階段をおり終えると、トイレから弟のナミキが出てきた。
「あれ。姉貴もう行くのか?」
「うん。あんたも行きなさいよ」
「めんどいからサボる」
「はぁ・・・。まったく」
ナミキは毎日のように学校をさぼっている。
欠席日数を見るのが怖いよ。
「じゃね」
私はナミキに手を振り、玄関で靴を履き、家を出た。
私は学校に向って歩き出した。
その途中変な建物の前を通った。
そこは誰も住んでいない空家だ。
薄暗くてきみが悪い。
でも・・・なんだか懐かしい気がするのは・・・なぜ?