Part2-(1)
ー「おめーの名前は?」「私?私は矢澤ナミ」−
ナミ・・・。
思い出させんなよ・・・。ばか。
〜3年前〜
「ツバサ♪早く行こう!」
「おお」
俺は幼馴染の奈美とデートすることになった。
俺は奈美と恋人になったのだ。
「でね!佐上が先生に殴りかかったんだよ〜?」
「マジで?やべえな」
俺はケラケラと笑う。
奈美もクスクスと可愛らしく笑う。
かわいーなぁ。
俺達は信号の前に立った。
赤信号なので俺達は足を止める。
やっと青になり、歩きだす。
すると、向こうから信号無視の車が走ってきた。
「奈美!!危ない!!」
「え?」
キキーッ
「な・・・な・・・」
「奈美ぃー!!!!!!!!!!」
奈美は車にひかれてしまった。
俺は急いで救急車を呼ぶ。
10分後、救急車が到着。
俺と奈美は救急車に乗り込み、病院に向った。
病院に着くと、奈美は手術室に連れて行かれた。
2時間後、手術が終わったのか、先生が出てきた。
「先生!!奈美は・・・奈美はどーなったんですか?!」
俺は先生にしがみつく。
「残念ながら・・・」
先生はそこで言葉を止めた。
俺は・・・そこで泣き崩れた。
〜現在〜
なんでこんな時におんなじ名前なんだよ・・・。
ナミの顔見るたんびに思い出しちまうじゃねぇか。
俺って・・・運わりいなぁ。
でも・・・このナミも死んでんだよな・・・。
同じ運命たどるってやつか。
おしっ。コイツはちゃんとしてやっか!
まずは・・・テストだな。
ー「ツバサ?ツーバーサ!」−
まさか・・・呼んでる?
やべっ。
ー「え?!あっ・・・いや」−