表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/15

10

 沈黙を破ったのは、オリビンだった。

「と、友達……? あたし、が……?」

 うん、と頷く。

「オリビンは友達、いないの?」

「だって……そんなこと言ってくれた人間なんていなかったし……」

 そうじゃなくて、と彼女は首を横に振る。ほんのり頬が上気している。ますます疑問に思って、スーノは首を傾げた。

「あ、あ、あんたが友達になりたいって言うんなら、なってあげなくもないわ」

「本当!?」

「あたし嘘はつかないもの」

 ぷい、と顔を背けるオリビンに、スーノは満面の笑みになる。でも、と彼女は続ける。

「あんたって今までの人間で一番変な人間ね」

「なんで?」

 だって、と彼女は嬉しそうに笑う。その様子は本当に楽しそうで。

「生き物のいない森の番人。気に入らなければ石にしてしまうあたしと友達になりたいだなんて」

 おかしな子ね、とクスクスと笑っている。むう、とスーノは口を尖らせた。

「そうかなあ……? だって、僕は宝石には興味ないし、何よりオリビンの方が綺麗だし」

「え……?」

 彼女の紫の瞳がまんまるになる。

 その時、スーノはしまったと思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ