コルネスト3
「・・・で、龍の事やらなんやら、いろいろと教えてくれぃ。」
部屋に帰ると好奇心旺盛のコルトに迫られた。
「話すから離れろ!」
あと少しでキスができる状態まで近寄っていた顔を必死で押し戻し、俺はベッドに座った。
「・・・というわけだ。」
1時間ちょっとの間俺は、龍のことはもちろん、俺のことを話していた。
異世界でカイトの転生に巻き込まれたこと。
神に会ったこと。
本来なら器も無く死ぬはずだったが、龍の器が空いており、龍になったこと。
龍の掟にのっとってここにいること。
神からの頼みで、カイトをどうにかしなければならないこと。
その他もろもろ・・・
「勇者ねぇ。本当に必要なのかねぃ。予言では確かに、あと数年後に世界崩壊の危機とか言われてるが・・・それも本当なのかねぇ。」
明らかに信じていない感じのコルトに、俺はため息を着いた。
「この世界の神が転生による勇者召還を許可した。それが世界崩壊の危機の証明以外のなんだ?」
この世界を管理する神が、勇者の召還を許可したのだ。しかもそれ相応の器も用意して。
「どんな危機が起きるのかは聞いてねぇのかぃ?」
「確か・・・まだ教えられないよって言われたな。今教えると君が死んじゃうからって。」
教えられれば俺はそれを回避するために動き始めるのは、自分でもよくわかっている。
先走って動いた場合、俺が死んでしまうのだろう。
だから神は詳しいことを俺に教えなかったのだ。
「そうかぃ。・・・話は変わるが、学校に通うのは1週間後からでぃ。それまではどうするんで?」
コルトはそういって俺を見てきた。
「・・・ギルドの依頼を受けるか。金を稼ぐためと、この体での戦闘になれるために。」
「いいですね、それ。」
「ぶっとばす、楽しみ。」
クディルとメルディがうれしげにそういった。
こいつら何気に戦うの好きな戦闘狂(特にメルディ)だからな。
「俺も着いて行っていいのかぃ?」
「当たり前だ。お前の戦闘レベル、ギルドランクも上げるぞ。」
「へぃ。がんばりやす。」
こうして一日は過ぎていったのだった。




