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魂の解放

掲載日:2024/07/06

2000文字エッセイ


魂の解放


人は生きているだけで大変なことなのである。


成功した人生。失敗した人生。まずまずの人生。


色々あるけど、人は生きているだけで、それだけで大変で素晴らしいことなのだと。


僕自身、毎日苦しみが絶えない。


苦しみの中で生活している。


人生と云う名の暴力の中で生活しているのだ。


貧困に苦しみ。


全てを悟って、毎日生きる。


良いことも悪いことも沢山あった。


そして、良いことも悪いことも良く分からなかった。


人は輪廻の中を生きているのだ。


僕自身、そうだ。


業にまみれた一人の人間である。


全てを悟ってみても、まだ苦しみは絶えない。


いや、生きている限り、この苦しみから解放されないのかもしれない。


いや、死んでからもこの苦しみから解放されないのかもしれない。


どこに行けばいいのか、何をすればいいのかさえ分からなくなって。


もう自分は駄目なのかもしれない。


自分と云う存在は駄目になってしまったのかもしれない。


ああ、もう死んでしまいたい。


そう願っている。


何をしても、苦しみが絶えない。


何をしても虚無な気がする。


人を愛しても、人を信じても、何もかも。


そんな輪廻の中で僕は生きているのだ。


何をしても無意味な気がして。


何をしても虚無な気がして。


そんな世界を生きているのである。


結局、人に残されているのは死のみなのではないか。


人生で得たものは、全て神か悪魔に返さなければならない。


全て虚無なのではないか、そんな気がするのだ。


全て虚無で、全てのことに意味などないのではないか、そんな気がするのである。


良いことも悪いことも沢山あるのが人生である。


愛するものとはすれ違い。病に苦しむのが人生なのではないか。


信じれば騙されて、悪事を働けば裁きがくだされる。


そんな世界なのではないか。


そんな気がするのである。


もう、僕は全てに疲れ果てていて、何もしたくはないのである。


何もしたくはない。


そう願っているのだ。


しかし、何もしないで音楽を聴いているだけで、苦しいのである。


何もしないのも苦しい。


何かをしているのも苦しい。


魂は苦しみを感じているのである。


どうすればいいのか、もう僕には分からない。


創作をしている時、少しだけ苦しみから解放される。


そして、苦しみから解放された時、僕は唖然と植物のように過ごすことになるのである。


人生と云う名の暴力の中を生きている気がする。


そんな気がするのだ。


何をしても、何を得ても無意味な気がして。


もう、僕は完全にスポイルされてしまっているのである。


何をしても、何を得ても、ただただ虚無な気がしてならないのである。


ああ、輪廻の中に存在して、業の中で燃えている。


それが人と云う存在なのかもしれない。


僕は苦しみの果て、自ら命を絶とうとした。


しかし、人間そんなに簡単に死ねるものでもないらしい。


生きたい、生きたいと願っている人間は簡単に殺されてしまい。


僕のような死を願っている人間は生きることになるのかもしれない。


創作をしている時、僕は少しだけ楽になる。


創作をしていないと、心が壊れそうになるのだ。


いや、もう心など壊れてしまったのかもしれない。


ああ、輪廻の中に存在して、業深き人間と云う生き物。


そんな生き物を演じているのだ。


苦しいはずである。


何を得ても、何を失っても、最終的には虚無に帰っていく。


そんな人生と云う舞台を生きていて。


魂はどこに行くのか。


そんなことを考えてみて。


何をしても、何をしても、何を得ても僕にとって無意味なものと化してしまった。


お金にさえもう興味もないし、女性にも興味をなくしてしまった。


全て虚無なのである。


人生と云う名の虚無なのである。


ああ、もうだから疲れてしまったのだ。僕は疲れてしまった。


しかし、人間そんなに簡単には死なせてももらえないものだ。


死ぬときはあっさり逝くのだろうけど、僕はまだ生きている。


ああ、もう疲れてしまった。僕は疲れてしまったのだ。


全てのことに疲れてしまったのである。


魂は解放される。輪廻の中で。


生きているというのは、常に虚無との闘いなのかもしれない。


常に虚無と戦っているのかもしれない。


現実という二文字に人は勝てるように設計されてない。


だから、人は理想を描き、夢を追い、また子供を育てる。


僕の世界は終わってしまった。


もう、理想などないし、子供など残せない。


そんな世界で生きているのだ。


ああ、輪廻の中で、業の中で。


少しだけ。


現実なんてものはもうどうでも良くなり。


お金なんてものにさえ興味はなくなってしまった。


お金があると幸せになれる。何でも手に入る。


そんな錯覚を抱いた日もあった。


お金なんてあっても、案外何も手に入らないものだ。


人はないものを願って、得てしまうと興味を失ってしまう生き物である。


得たものは全てガラクタなのだ。


人生と云う名の暴力の中を僕は生きている。


そして、魂は解放されるのだ。


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